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「フリーランスは会社員の2倍稼ぐべき!」「いや、給料の3倍は稼がないとトントンにはならないよ!」
フリーランスについて気になっている方であれば、このような話を目にした経験があるかと思います。
こんにちは、現役フリーランスのくろぽん(@ktsuyoc)です。
ぼくもたまに「くろぽんは同じ年代の会社員よりも●倍稼いでるからウンタラカンタラ」と言われますが、「ふーむ(だから何なの?)」と思っています。
結論をお伝えすると、フリーランスと会社員をもらっている金額で比べること自体が不可能です。なぜなら働き方が根本的に違うから。
というわけで、この記事ではフリーランスは会社員の何倍稼ぐべきかについて、
- 結論:フリーランスと会社員の比較で「トントン」はありえない
- 自営業には手当や退職金がないので、正社員の2倍や3倍は稼げと言われてしまう
- まずは自分にあったライフスタイルを考えて、ベストな働き方を探そう
の順にお伝えします。
これからフリーランスになりたくてモヤモヤしている方の参考になれば幸いです。
結論:フリーランスと会社員の比較で「トントン」はありえない
そもそも、フリーランスと会社員を比べることってできないんですよ。つまり、トントンになること自体がありえないんです。
だって、フリーランスって急に思い立って海外へ行っても仕事できたりするんですよ?ぼくは去年、ヨーロッパや東南アジアを中心に10ヶ国以上まわりました。
このようなフリーランスの自由度って、報酬額がどうのこうのという論点では語れないわけです。
たまに「フリーランスは会社員の◯倍はもらわないとトントンじゃないよ」みたいな意見を聞きますが、働き方が違うからトントンも何もないだろと思ってしまいます。
ラーメンとパンケーキを比べて「パンケーキにはこれくらい具がないと昼食としてトントンじゃない」ってくらい違和感あり😧— 黒田剛司@フリー1年目のしごと術 (@ktsuyoc) 2019年5月13日
ではなぜ「フリーランスは会社員の●倍稼げ!」と言われてしまうのか。次で解説します。
自営業には手当や退職金がないので、正社員の2倍や3倍は稼げと言われてしまう
フリーランスもとい自営業がしっかり稼げと言われる大きな理由は、以下のようなお金がもらえないことにあります。
- 残業手当
- 交通費補助
- 退職金
会社員は手当などのお金がもらえる代わりに、平日は毎日9時に出社する必要があったりとか、休むときは事前に伝えなきゃいけなかったりとか、フリーランスと比べると自由度は低めです。
自由度を金額で換算できるとベストですが、自由であることって人によっては「どうしたらよいのかわからなくなる…」みたいなことも。つまり負担だったりするわけです。
なので、結論は「何倍稼ぐとかはそこまで気にせず、理想のライフスタイルを実現できる働き方はどちらなのか」で考えるのがよいかなと。
まずは自分にあったライフスタイルを考えて、ベストな働き方を探そう
ここまでフリーランスは会社員の何倍稼ぐべきかについてお伝えしました。そもそもライフスタイルの自由度が違いすぎるので、単純な比較はできないというのが結論です。
ざっくり会社員とフリーランスには以下のような違いがあります。
- 会社員:働く時間は固定されてしまうが、手当や福利厚生が充実している
- フリーランス:お金や働き方を自由に検討できるが、不安もある
なので、まずはあなたが望むライフスタイルについて考えてみることからはじめてみてください。
フリーランスの不安については『みんな「フリーランスで不安ないの?」くろぽん「不安がないことってあるの?」』に詳しく書いています。
補足:てか、稼げるなら5倍でも10倍でも稼いだほうがいいよね
くろぽん的には「フリーランスは会社員の何倍稼ぐべき!とか小さいこと言わずに、5倍なり10倍なり稼げるだけ稼いだほうがよくね?」と思っています。
会社員と比べると競争にさらされる機会が多いのがフリーランスです。が、ということは勝てるチャンスが多いとも言えます。
「いくら稼いだらいいんだろう…」と悩むより、「できるだけたくさん稼いだほうがハッピーだよね。そのためにはどうしたらいいんだろう」と稼ぐことに集中したほうが、結果もついてくるかなと。
お金を稼がない選択肢もあるにはあるのですが「やりたいことができたときに、お金がないからできないことほど寂しいことはないよね」と思っているので日々ガンガン働いています。