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フリーランスは簿記3級の知識があれば確定申告で詰まない【2級所持者が解説】

「フリーランスの確定申告に簿記って必要なのかな。なんか難しそうだし、できれば勉強したくないんだけど…」

と思っている方、こんにちは。Webフリーランスのくろぽん(@ktsuyoc)です。実は大学で商学を学んでいて、簿記2級を持っています。

さて、フリーランスの1年における一大イベントというと、そう、確定申告です。レシート集めに走り回り、会計ソフトとにらめっこをし、期限ギリギリで税務署に駆け込む…となっていては仕事が回りません。

確定申告のある3月は年度末でもあるため、仕事もバタバタします。そんな中、知識もないまま確定申告にふり回されるとなると、徹夜も覚悟しなければなりません。

(実際、ぼくは簿記2級があったにもかかわらず、確定申告が終わらずに徹夜してました…黒歴史…)

では簿記の知識はどれくらい持っていればいいのかというと、結論は3級くらいの軽い知識でOKです。あとは実践して覚えるのがベストかと。

というわけでこの記事では、フリーランスの確定申告について

  • 結論:フリーランスは簿記3級の知識があれば確定申告で詰まない
  • フリーランスの経理が身につくおすすめ本3選

の順に紹介します。

簿記って言葉のひびきだけで難しそうに感じるかもしれませんが、やっていることはシンプルです。世界中で使われている仕組みなので、つまりはだれでも使いやすいんですよね。

まずはこの記事で、フリーランスに必要な簿記の知識をざっくりおさえましょう。

結論:フリーランスは簿記3級の知識があれば確定申告で詰まない

フリーランスになるなら、簿記3級レベルの知識がついていればOKです。資格を持っている必要はありません。

そもそも簿記とは

簿記とは簡単にいうと”企業の家計簿”です。「どの会社から何を仕入れて、いくら払った」のような記録を残すために使うもので、税務署や出資者など企業の関係者にお金の流れを説明できます。

簿記3級は簿記の基礎を扱っている資格です。簿記がどんな使い方をされるか知るくらいであれば、3級でじゅうぶん。

ちなみにぼくが学生時代にとった簿記2級は工業簿記(製造業などで使われる簿記)が入っているのですが、ネットで仕事をするフリーランスには必要ないかと。

そのため簿記3級があればフリーランスはひとまず安心というわけです。

簿記3級=会計ソフトが何をしてるかわかるレベルの知識

フリーランスの確定申告なら会計ソフトを使います。具体的には以下の2つが有名です。

これらの会計ソフトはぶっちゃけ簿記の知識ゼロでも使えるくらい便利なのです。が、簿記を知らないと「何をやっているかがわからないまま、なんか確定申告ができてしまいましたなあ…」という状態になっちゃいます。

確定申告って所得の金額をガッチリ”確定”して、税務署にシッカリ”申告”することでして。健全な経営ができているかどうかを判断する指標でもあります。

と考えると確定申告がわからないまま仕事をするのって、控えめに言って致命的です。せめて会計ソフトが何をしているかわかるようになるためにも、簿記の知識を入れておきたいところ。

もし資格を取るなら簿記3級だけでOK【独学可】

もし「どうせやるなら簿記の資格も取っちゃおう」と思っている方は、3級だけで問題ありません。2週間〜1ヶ月くらい勉強すれば取れる資格です。

申し込みは今あなたが住んでいる近くの商工会議所からする必要があります。近くの商工会議所は「商工会議所の検定試験: 商工会議所検索」から探すことが可能です。

次はサラッと読めて簿記を含む経理の知識が身につく本を紹介します。

フリーランスの経理が身につくおすすめ本3選

フリーランスの経理が身につく本は以下の3冊です。

  1. お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
  2. フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
  3. スッキリわかる 日商簿記3級

1. お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!

マンガでわかりやすく税金などの知識を説明している本です。紹介する3冊のなかでもトップクラスにとっつきやすいので「税金って難しそう怖いもう嫌だ」と思っている方はこれ一択かと。

ぼくも読みましたが、細かい知識も書かれていてマンガなのにしっかり知識もつくなぁと感じました。Kindle版があるのもうれしいポイント。

2. フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。

フリーランスの税金といえばコレ。2005年に出版された本ですが最新の情報に改定されており、今なお売れているロングセラー本です。

こちらもイラスト多めでわかりやすく、かつまんべんなく経理の知識がつきます。

3. スッキリわかる 日商簿記3級

簿記を資格として勉強したいならこの本ですね。ぼくが大学で会計を勉強したときに使っていました。とはいえフルカラーのイラストつきで、難解さは全くありません。

問題演習がメインなので、手を動かしながら覚えたい人におすすめです。簿記ってやりつつ覚えるのが一番でして、その原則を地で行く本ですので気になる方はぜひ。

フリーランスの仕事に簿記の知識は不可欠。まずは本をパラっと読んでみよう

ここまで「フリーランスが仕事で詰まないためには簿記3級くらいが必要だよ」とお伝えしました。最悪フリーランスを廃業して就職するとしても役に立つ知識なので、持っておいて損はないかと。

ぼくのおすすめ本は以下3冊です。まずは気になる1冊からパラっと読んでみてくださいね。

  1. お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
  2. フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
  3. スッキリわかる 日商簿記3級

勉強がめんどくさい場合は税理士へ丸投げもあり

なお「税金の勉強とかめんどくさいし、まるっと誰かに任せたい…」と思っている方は、もはや税理士さんに依頼しちゃいましょう。

税理士ってどこに行けば出会えるの?と思うかもしれませんが、税理士ドットコムから探すことが可能です。独立したてのフリーランスにピッタリの税理士を紹介してくれます。

実はぼくも売上が大きくなってきて「さすがに1人じゃムリかな…」と思い、税理士さんを探しているところでして。税金の処理がめんどくさいのは事実なので、税理士さんに任せつつだんだんと知識をつけていくのも1つの手段です。