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「フリーランスに興味があるけど、失敗するのが怖い。現役フリーランスの方はどんなふうに失敗を乗り越えたんだろう…」
と思っている方、こんにちは。現役フリーランスのくろぽん(@ktsuyoc)です。
あくまでぼくの体感ですが、最近フリーランスになりたいと考える方が増えてきました。この記事を読んでいるあなたも、フリーランスに多少なりとも興味があるかと思います。
とはいえ、ネットで見るフリーランスは成功しすぎててリアリティがあまりありませんよね。(ぼくもそうだったらスミマセン…)
そこで、この記事では、
- お金の失敗談
- 時間の失敗談
- 生活の失敗談
の順に、ぼくが体験したフリーランス失敗談をご紹介。全てリアルな失敗談です。
ぼくは大学を卒業してすぐにフリーランスになったので、最初は失敗だらけでした。が、徐々に改善してマシになってきたので、改善方法も紹介しようと思います。
これからフリーランスになりたい方の参考になるはずなので、まずはご一読ください!
お金の失敗談
まずはお金の失敗談を(特に大きなものだけ)
- 確定申告で徹夜。仕事にならなかった
- 見積もりが甘く、目も当てられない時給になった
- 領収書をもらい忘れ、経費として計上できなかった
- 納品したのにクライアントが飛び、支払いされなかった
の順に紹介します。お金の失敗談は小さいものも入れると数え切れませんね…。
1. 確定申告で徹夜。仕事にならなかった
フリーランスは個人事業主なので、自分で確定申告をする必要があります。確定申告とはカンタンに言えば「1年でこれくらい稼いだから税金をこれくらい払いますね〜」と税務署に申告することです。
で、確定申告にはいろんな書類が必要なのですが、これを用意するのが大変で…。はじめてということもあり3日くらい徹夜した気がします。仕事で徹夜したこともないのに…。
失敗への対策案
確定申告の対策として、今年はだれかにまるっとお願いしたいなと考えています。(めっちゃ人任せでスミマセン)
今は、もし自分でやることになっても苦労しないようにクレカを個人と事業で分けたり、会計ソフトを吟味したりしています。
フリーランス1年目での確定申告については「【2018年版】フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと&後悔したことをまとめる」にて紹介しているので、気になる方はぜひ。
2. 見積もりが甘く、目も当てられない時給になった
仕事でのお金のミスです。独立したてのころって仕事がもらえるだけでもありがたいんですよ。それと継続して発注して欲しいという思いもあり、見積もりを安めに出すことが多かったんですよね。
そしたら、いつのまにが時給100円くらいで仕事してたときがありました。奴隷か。
「これもフリーランスならではの経験か…」と割り切りましたが、それにしても安すぎます。原因は完全に見積もりの甘さで、クライアントがどんな目的で何をしたいのかがわかってなかったんですよね。
失敗への対策案
安い仕事かどうかを決めるのは自分だと思っています。それこそ見積もりとか、自分で「これくらいは必要だな」と思う予算をガッチリ決めておくべきだなと。
自分の時給を決めちゃうのがシンプルでよいですね。その時給を下回らないように案件の見積もりを調整する、みたいな。
とはいえ「時給に見合わないから」と新しいチャレンジをしないのも問題です。なので今は「お金を稼ぐ仕事」と「スキルを稼ぐ仕事」でわけるようにしています。
3. 領収書をもらい忘れ、経費として計上できなかった
フリーランスにとって経費をちゃんと使うことは、税金を納めすぎない意味でかなり重要です。脱税はNGですが、節税は積極的にしていきましょう。
経費として計上するさいに必要なのが「領収書」です。カンタンに言うと、領収書は支払いをした証明書のようなもので、これがないと経費として支払ったことにできない場合もあります。
が、独立したてだと領収書をもらい忘れちゃうんですよね。何度となく経費が闇に消えました(笑)
失敗への対策案
領収書を忘れる対策として、できるだけクレジットカードを使うようにしています。というのもクレカの明細があれば経費として計上できるので、領収書がなくても大丈夫という。
現金を出しておつりをもらうやり取り自体めんどくさいのもあり、積極的にクレカを使うようにしています。もともと極度の貧乏性ですし、必要ないものはいらない考え方をしているので、使いすぎはそこまで心配していません。
4. 納品したのにクライアントが飛び、支払いされなかった
クライアントが飛び去った事例もあります。かなり時間をかけて修正したにもかかわらず、跡形もなくクライアントがなくなりました。マジなんなんだ。
未だに連絡はつかないので、ぼくの頭の中では「突然死したクライアント」ということにしています。他にも発注してるからたぶん生きてるけど…。
ぼく以外のフリーランスでもクライアントに飛ばれたり、納品したあとに単価が下がったりする事例は後をたたないので、人を見る目がないと生きていけない世界だなぁ、と感じます。
失敗への対策案
飛ばないように契約でガチガチにしばるのがシンプルかなと。とはいえ、そもそも「飛びがちなクライアント」ってお金がないことが多く、結果として飛ばざるを得ない気がしています。
なので、根本的に支払い能力のないクライアントは遠ざけるようにすべきかなと。景気がいい業界は意外とあるので、儲かっている場所に身を置くのが大切です。
詳しくはnote「ノンスキル・文系・コネなし新卒フリーランスが、独立8ヶ月で月144万円を達成するまでの全て」にて。有料ですが、試してきた戦略を全て公開しています。
続いては、時間の失敗談を紹介。引き続き、結構やらかしてます。
時間の失敗談
ここからは時間の失敗談を、
- 予定がキツキツで渋谷の街を全力ダッシュした
- 旅中に”国境”移動のバスでも仕事してしまった
- 1週間、朝から晩まで無限に働いていた
の順に説明します。
1. 予定がキツキツで渋谷の街を全力ダッシュした
突然ですが、あなたは渋谷をダッシュしたことがありますか?ぼくはあります。
東京でいくつかミーティングが重なっており、予定を調節するときには「これくらいでいけるだろう」と思ってたんですよ。で、いけなかったんですよ。
渋谷駅から徒歩7分かかるところで待ち合わせなのに、渋谷駅につくのが時間の7分前なんですよ。我ながらアホかと思いました。
結果どうしたか。「あ、そっか。徒歩7分なら走ったら間に合うじゃん!」という結論に。小学生なみのシンプルさがぼくの持ち味ですからね。
そして渋谷の街をダッシュすることに。周りの目なんて気にしてられません。こちとら切羽つまってんだよ!って感じでした。
失敗への対策案
ミーティングとミーティングの間は1時間以上あけること。もしくはどうしても無理ならタクシーやUBERを発動しましょう。
まあ、そもそもの話Skypeでミーティングすればいいのです。5分で次のミーティングに進めるので、ガチ忙しいときはこちらですね。
とはいえクライアントへ会いに行くメリットも自覚しているので、うまく使い分けたいものです。
2. 旅中に”国境”移動のバスでも仕事してしまった
「フリーランスになれば”旅をしながら仕事”できる!」と思っているそこのあなたに、今からフリーランスのリアルをお伝えします。
以前、ヨーロッパを1ヶ月ほど旅していた時期がありまして。効率よく仕事することには自信があったのですが、ダメでしたね。
ミュンヘンからチェコへ移動するバスで、無限に仕事してたという。ちょうどこんな景色が続く道を走るなか、ひたすらキーボードを叩いていました。
ミュンヘンへ。道中は「映画かよ!」みたいな景色が続いたのですが、日本で言うところの”県境の田んぼと山だらけの道”って感じなのかなと思ってセルフ興ざめしてました。とはいえいい景色です。 pic.twitter.com/O5KzONJgYW
— 黒田剛司 (@ktsuyoc) 2018年5月30日
たぶん、バスの中で最も切羽詰まった人類だったはず。隣に座ってたイケメン大学生は無限にミカン食べてたし…。
失敗への対策案
海外で仕事をするさいには「日本との時差」を考える必要があります。とくにヨーロッパやアメリカだと10時間ほどの時差があるので、やり取りのスピードが落ちて仕事の進みが悪くなります。
食べ物が変わるのも大きいですね。ぼくはヨーロッパで小麦を食べ過ぎたせいか、ずっと鼻がつまってました。鼻づまりくらいならまだしも、カゼを引いたり食あたりになったりすると、パフォーマンスはガタ落ちです。
結果としてしわ寄せが来てしまうとせっかくの旅が台無しなので、ふだんから仕事あたりの効果を最大限にする努力だいじっすね。理想はスマホだけで仕事が回る状態だと思っています。
3. 1週間、朝から晩まで無限に働いていた
こちら、恥ずかしながら結構やりがちです。まだ独身ということもあり、仕事が終わらないと「土日も仕事すればいっかー」と気軽にやれてしまいます。
すると生産性が知らぬ間に落ちて、仕事がまた増えて、ムダな仕事をしてしまい、集中できず…というとっちらかった状態が続くことも。
ぼく自身、仕事は好きなほうでゲームをしてるみたいな感覚なのですが、ずっと仕事しまくるのは生産性が下がりますし、良い状態ではありません。
失敗への対策案
一番の対策は「土日にプライベートの予定を入れてしまうこと」かなと。どうしても仕事を終わらせる必要があれば、なんとかして終わらせるもんなんですよ。
ダラダラ仕事してしまう大きな原因は「自分には無限に時間がある」と錯覚してしまうことです。予定の見通しをもたせることは常に意識していますね。
続いては、生活面での失敗談を紹介します。
生活の失敗談
ここからは生活の失敗談を、
- 「外食やお弁当+睡眠不足+運動不足」で負のサイクルに
- 運動と日光が足らず、睡眠の質が下がった
- 連日のお酒で体調を崩した
の順に紹介します。
1. 「外食やお弁当+睡眠不足+運動不足」で負のサイクルに
めちゃくちゃ当たり前ですが、生活の基本は
- 食事
- 睡眠
- 運動
の3つです。そりゃそうでしょ、って感じですよね。
が、この3つがうまくできている人ってそうそういません。ぼくもそうでした。
仕事が忙しいと外食やお弁当が多くなり、睡眠が不足し、運動する時間がなくなります。すると、仕事の効率が落ちることでまた忙しさが増し、生活が崩壊する…というサイクルに。
忙しいわりに成果が出ていないので、「ぼくはいったい何をしているんだろう…」という気持ちになっていました。
失敗への対策案
食事、睡眠、運動をそれぞれ、以下のように改善していきました。
1. 食事:小分けに冷凍した玄米を中心に食べる
雑ですが、玄米を食っておけばどうにかなります。ぼくの場合、以下のような食べ物を避けて玄米を食べるのが基本的な戦略です。
- 砂糖を大量に使った食べ物(お菓子、ジュース、アイスなど)
- 小麦粉(うどん、パスタ、パンなど)
- イモ類
白い炭水化物を取りすぎているな…と思ったので、それを色付きの炭水化物に変えました。「GI値」で調べると詳しい解説が出るかなと。
おやつも砂糖を大量につかったものは避け、無添加のナッツやドライフルーツを食べています。
特に砂糖をやめるのは(ぼくの場合)めちゃよかったです。急激な眠気やイライラ、集中力の切れがなくなりました。
2. 睡眠:深夜の仕事は早朝に後回しする
深夜の仕事って、なんとなくハイテンションで効率よく終わらせている気がしてしまうのですが、実測してみると全然ダメです。
なんかの研究で夜が捗る人と昼が捗る人は半々という結果が出ていますので、「夜のほうが捗るんだけど!?」という意見には「そうだね」とだけ返答しておきます。
話を戻すと、ぼくの場合は朝のほうが捗るので、深夜の仕事は思い切って早朝に後回ししました。「クライアントが仕事を始める前に結果を出さねば」という〆切効果もあって、いい感じにハマっています。
3. 運動:2hごとに5分の散歩をする
運動については、ランニングを習慣化しようとしていたのですが、そもそも走るのが嫌いなので続かず。結果として散歩することに。
もともと歩くのは好きなんですよ。旅先だと1日25キロくらい歩くほど。
気づいたら一日じゅう歩いてました。ほぼ25km。この感じだと、1日で歩ける限界はたぶん30~35kmくらいかなと。いったいなんの知見だ…? pic.twitter.com/cVHWdPIQuC
— 黒田剛司 (@ktsuyoc) 2018年5月26日
なので、作業時間2hごとに5分の散歩を入れて、座りっぱなしを避けて運動量を確保しました。結果として、仕事の効率も上がり、睡眠の質もアップしたので、走るのが嫌いな人ほど試してほしいです。
2. 運動と日光が足らず、睡眠の質が下がった
「長く寝ているはずなのに、なんだかスッキリしない…」
という日が1ヶ月くらい続いた月があり。仕事の効率が下がり、睡眠時間が減り…というサイクルに入りそうだったので「コレはヤバイ」と。
いったん改善したはずなのになぜだろう…とまた対策を考えてみたわけです。
失敗への対策案
結論から言うと、常に在宅ワークなので日光にあたる時間が極端に少なかったんですよね。まさにもやしでした。
で、いつの間にか散歩をサボって仕事をしていたんですよ。フリーランスに限らず、休むのも仕事だというのを忘れていたのです。
なので、散歩の習慣を再構築。
- 朝:コーヒーでカフェインをとって、朝日を浴びつつ散歩
- 午前:2hくらい仕事したあと、5分の散歩
- 午後:生産性が落ちる15時ごろに5分の散歩
という感じで日光と運動を取り入れました。
3. 連日のお酒で体調を崩した
いろんな人と連日お酒を飲んでもハードに仕事していたので、結果として休む時間もなく体調が崩れました。シンプルにアホです。
失敗への対策案
自分の中で
- アルコールの摂取は限りなくゼロに近づける
- (飲むとしても)アルコールは水と一緒に飲む
- どんなに楽しくても22時には退散する
というルールを決めました。最近ようやくいい感じにルールが回ってきてる気がしています。
世の中には「飲み会で仕事が決まる」という意見もあるようなのですが、ぼくの経験だとそれは1度もございません。むしろ、よい仕事をすることでさらに仕事が舞い込んでくることが多いです。
ってことは飲み会はエンタメだと割り切って、時間を制限して仕事のクオリティを高めたほうがいいかなと。それに、仕事だと思って飲む酒ほどマズイものはないと思いますし…。
失敗は自分に返ってくるのがフリーランス。学んで糧にすべし
ここまで書いて思いましたが、習慣の見直しはメチャクチャ大切です。私たちは日々の習慣からできているので、ずっと悪い状態が続いているときは習慣を見直すべし。
おさらいすると、以下のような失敗談がありました。いろいろとやらかしてます。
【お金の失敗談】
- 確定申告で徹夜。仕事にならなかった
- 見積もりが甘く、目も当てられない時給になった
- 領収書をもらい忘れ、経費として計上できなかった
- 納品したのにクライアントが飛び、支払いされなかった
【時間の失敗談】
- 予定がキツキツで渋谷の街を全力ダッシュした
- 旅中に”国境”移動のバスでも仕事してしまった
- 1週間、朝から晩まで無限に働いていた
【生活の失敗談】
- 「外食やお弁当+睡眠不足+運動不足」で負のサイクルに
- 運動と日光が足らず、睡眠の質が下がった
- 連日のお酒で体調を崩した
フリーランスに限らず、人生に失敗はつきものです。これからもぼくは何かしら失敗し続けるかと思いますが、「ハ~、やっちまったぜ!」と軽く受け止めつつガッシリ修正していきます。
で、そんなぼくのトライ・アンド・エラーをまとめたnoteがありまして。宣伝です。
「ノンスキル・文系・コネなし新卒フリーランスが、独立8ヶ月で月144万円を達成するまでの全て」では、タダの大学生だったぼくが独立してから試したことをガッツリまとめています。
いろんな失敗をした中で残った方法だけを紹介しているので、いわばはじめからやるべきことを知れてしまうnoteです。
noteを書いた背景は『note「ノンスキル・文系・コネなし新卒フリーランスが、独立8ヶ月で月144万円を達成するまでの全て」をつくりました』にて気になる方はご一読ください。