Amazonプライムデーでお得に買い物!【7/17 23:59まで】

2016年に読んだ本から「これは!」というものを10冊ほど

2016年は、これまで生きてきたなかで一番たくさんの本を読んだ年と言って間違いないでしょう。

その主な要因はマンガを読むようになったことなのですが、活字の本もそれなりに読んでいました。

マンガは1日1冊以上、活字の本は月に7〜10冊くらいな気がしています。だいたいですが。

今回は、今年読んだ本の中で「これは!」と思ったものを紹介していきます。

まず活字の本を紹介して、その次にマンガを紹介していきますね。

10冊紹介するという便宜上、1〜10の番号をふっています。「1が一番おもしろくて、10はそうでもない」ということではないので安心(?)してください。

1.『影響力の武器』 ロバート・B・チャルディーニ

まずは学術書・ビジネス書から。

『影響力の武器』は、人間の心理およびその弱みを利用しようとする”仕掛け”について書いた、古くからある名著です。

車のセールスマンがどのようにして人に車を(できるだけ利益が出るように)買わせるかとか、お店はどのようにして広告を打って人に興味をもたせるかといった、どちらかというと身近な例が書かれているので、共感しやすい内容になっています。

かなりぶ厚い本なのですが、心理学に興味があるかたはぜひじっくり読んでみてください。

補足ですが、市場における人間心理に興味があるのであれば、ダン・アリエリーの『予想どおりに不合理』とかもおすすめです。

2.『悩みどころと逃げどころ』 ちきりん、梅原大吾

カリスマ社会派ブロガーであるちきりんさんと、世界一のプロゲーマ梅原さんの対談本。

それぞれトップクラスにいる人ではありますが、そこまでの登りつめかたが正反対であるだけに、意見が真っ向から対立する場面もしばしば。

トップになるための方法論がちまたにあふれる中で、「決まりきった方法などないのだ」といわれているような気分になります。

両者とも本質をガッチリとらえながら話しているので、非常に考えさせられる一冊です。

関連:とことんやった経験がない人はヤバイかもしれない。

3.『未来に先回りする思考法』 佐藤 航陽

端的に言えば、社会が変化するパターンを見抜くための思考プロセスを体系化した本、とでもいいましょうか。

「努力して圧倒的成長!」みたいなビジネス書とはひと味ちがった、ロジカルで納得感のある本です。

ただし、ここにある方法を理解したところで、未来を完全に予測することは不可能でしょう。

偶然に左右されない部分をどのようにして認識していくか、という点では参考になります。

4.『黒冷水』 羽田圭介

ここからは小説をご紹介。

『黒冷水』は、『スクラップアンドビルド』で芥川賞を受賞した羽田圭介さんのデビュー作です。

これを…デビュー作で…書くのかよ…!?と思ってしまうような筆力で、どす黒い人間の側面を描いています。

しかも、当時17歳。まじか。

スピード感みなぎる怒涛の展開は、息をするのを忘れるほどです。一度読みはじめたらページをめくる手が止まらなくなります。

5.『羊と鋼の森』 宮下奈都

こちらは本屋大賞を受賞した、宮下奈都さんの作品。

福井県出身で、しかも高校の先輩です。お会いしたことはありませんが、なんだか誇らしい。

そんなひいき目を抜きにしても、すばらしい内容なんです。

調律師というめずらしい職業を題材にしたストーリーで、本を読んでいるはずなのになぜか音が聞こえてくるような文章。

予備知識がいっさいなくても、一瞬でその世界に引き込まれてしまいます。

関連:才能がないと悩むなら、本屋大賞『羊と鋼の森』は必読の小説

6.『砂の王国 上・下』 荻原浩

証券会社をリストラされ、妻には離婚され、しかもホームレスになった男性が、新興宗教をつくって一発逆転をねらうというお話。

ビジネス的な視点が物語のいたるところに散りばめられているのが、個人的にツボです。

マーケティングを利用した宗教活動って、やってるところはやってるんじゃないかな、とか考えたり考えなかったり。

長編小説なのですが、一気読みしてしまうほどのおもしろさ。おすすめです。

7.『コンビニ人間』 村田沙耶香

人間、ひいては社会の異常性にもスポットをあててるんじゃないかな…とも思える、芥川賞受賞の作品です。

さすがは芥川賞といいますか、圧倒的なまでの表現力で人間や社会の矛盾点を、どこか軽やかに描いています。

普通とは何なのか、異常であることは病気なのか、そんなことを考えずにはいられなくなる小説です。

息を呑む怒涛のラストは必見。

関連:普通とはなんなのか。『コンビニ人間』の圧倒的な描写力にひれ伏した

8.『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 押見 修造

ここからはマンガ編です。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、きつ音で自分の名前をちゃんと言うことができない主人公が、不器用ながらも高校生活を送っていくというストーリーです。

ただし、きつ音がメインのマンガではなく、「不自由であること」に対する人間の普遍的な心理がメインで描写されています。

1巻完結なので、サクッと読めてしまうのもポイントです。

9.『BLOODY MONDAY』 龍門諒、恵広史

ドラマ化されたことすらかなり前ですが、実は今年はじめてマンガを読みました。

ブラッディ・マンデイ(血の月曜日)をキーワードに、高校生ハッカーである主人公がテロリストとくり広げる頭脳戦。

最後の最後まで犯人がわからない、どんでん返しに次ぐどんでん返しのノンストップサスペンスです。

10.『中卒労働者から始める高校生活』 佐々木ミノル

一応、青春ラブコメらしいのですが、人間ドラマ的なところがかなりおもしろかったです。

舞台は定時制高校、中卒のまま工場で働いていた主人公をはじめとして、様々な境遇のキャラクターが高校生活を送っていきます。

絵は萌え系っぽい感じですが、人間模様やそれぞれの関係性がリアルで、いろいろと考えさせられるマンガです。

テーマとしては非常に真面目なところをいっているので、表紙のイラストに抵抗があるかたもお試しあれ。

時間のある年末年始にぜひ

ということで、今年おもしろかった本を10冊ご紹介しました。

年末年始はヒマだ…というかたは、ぜひ試しに読んでみてください。

来年もいい本に巡り会えますように…!