記事内に広告を含む場合があります。
こんにちは、Webフリーランスのくろぽん(@ktsuyoc)です。
この記事では、
「これからフリーランスになりたいけど、銀行口座ってどれがいいんだろう…。やっぱり屋号をつけて、事業とプライベートで口座を分けたほうがいいのかな」
というお悩みを解決します。
銀行口座って個人で事業をするとなると分けたほうがいいのか心配になりますよね。ぼくもどの銀行がいいのかなとかなり悩みました。
しかし、銀行口座について悩んでいる時間は全くのムダという結論に。フリーランスは口座を分けないほうがいいです。断言します。
では、どの銀行口座をどんなふうに使うべきなのか。以下の順で紹介します。
- 大原則:事業用と個人用は分けない。なぜなら99%ミスるから
- おすすめの銀行口座は「ネット銀行&ゆうちょ銀行」の組み合わせ
- ぼくが使っている銀行口座
- 銀行口座を選ぶさいの基準3つ
- 銀行口座に屋号をつけるかどうかは「好きにしたらいい」
お金の管理って複雑そうに思うかもしれませんが、おさえるべきポイントは多くありません。まずはどの銀行口座がよいか、概要だけでいいのでつかみましょう。
原則:事業用と個人用は分けない。なぜなら99%ミスるから
口座は分けなくてOKなのは、すごく大切な原則です。理由は99%の確率でミスが発生するから。例えば、
- 「うわー、事業用の口座なのにプライベートの支払いをしちゃった…」
- 「請求書に間違えて個人用の口座情報を書いちゃった…」
みたいなことが起こります。
で、これらのトラブルが起こると、またそれを修正するために手間がかかるイメージです。控えめに言って最低ですね。
事業用と個人用の口座を分ける問題点は、その場で事業用か個人用か考えて完璧にこなす必要があることです。取引が増えてくると完璧に分けるなんてできません。
なので、その場で分けるのではなく、あとでまとめて仕分けるのがポイントです。
freeeやMFクラウド会計を使って、あとでまとめて分けるのが楽でおすすめ
確定申告などで支出や収入を分けるさいには、会計ソフトを使いましょう。メジャーなのは以下2つ。
- freee(フリー):簿記の知識がなくてもOK。スマホからも入力できる。請求書を無制限に発行できる
- MFクラウド確定申告:簿記の知識があれば入力しやすい。請求書の発行数に制限あり
ぼくは簿記っぽく仕訳ができるほうが見やすいため、MFクラウド確定申告を使っています。簿記なんて知らん!という方はfreeeを使ったほうが圧倒的に楽です。
詳しくは「フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと&後悔したことをまとめる」をご一読ください。
支払いは絶対にクレジットカードにすべき。約束してください
補足ですが、支払いは絶対にクレカにすべきです。現金で支払うとか、ありえません。
理由はいくつかありますが、何よりも確定申告のさいにわざわざレシートから金額を記入する必要がありません。先ほど紹介したクラウド会計ソフトを使えば、ポチッと同期するだけで支払い情報が読み取れます。
ひとまずはいま持っているクレカを使えばOKかなと。
次はおすすめの銀行口座を紹介します。
おすすめの銀行口座は「ネット銀行&ゆうちょ銀行」の組み合わせ
ぼくがおすすめする銀行口座は、
- ネット銀行(住信SBIネット銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行、セブン銀行、じぶん銀行など)
- ゆうちょ銀行
の組み合わせです。
ネット銀行はスマホでも振り込みできる利便性の高さだけでなく、手数料や金利のおトク度もあり、正直これだけでも全く問題ありません。
しかし、国民健康保険料など、ネット銀行に対応していない支払いが少なくないのも事実です。お役所系の支払いはネット銀行に対応していないことが多いですね…。
そこでゆうちょ銀行にも口座を作ることにより、ネット銀行のデメリットをカバーできます。郵便局はコンビニがないレベルの田舎にもあるため、実質どこでも現金をおろせるのもうれしいポイント。
ぼくは住信SBIネット銀行とゆうちょ銀行に口座があります
ぼくは「住信SBIネット銀行 + ゆうちょ銀行」でふだんの支払いや振り込みをまかなっています。
メインは住信SBIネット銀行です。ネットバンキングの画面やスマホアプリが圧倒的に使いやすいので、もう離れられません…。手数料無料の回数が多く、ぼくは今まで振込にも出金にも手数料を払ったことがないです。
とはいえ、楽天銀行にも口座を作るか迷ってまして。銀行口座と証券口座を連動させると金利が「0.1%(大手銀行の100倍)」になるので、金利を重視する方は楽天銀行のほうがおすすめです。
次は「結局どの口座にしよう…」と思っている方へ、銀行口座を選ぶさいの基準を3つ紹介します。
銀行口座を選ぶさいの基準3つ
銀行口座を選ぶ基準はこの3つです。
- 使いやすいか(スマホからでも使えるか)
- 振込や出金の手数料が無料か。回数は多いか
- 支店が多く、いざというときに現金をおろせるか
1. 使いやすいか(スマホからでも使えるか)
ふだんから使うメインの銀行は、使いやすさにこだわってください。具体的にはスマホからでも使いやすいかどうかが基準です。
なぜならふだん使うものでストレスがたまると、イライラするから。すごい単純ですが、よく使うものはストレスのない使い心地のものを選びたいところです。
ちなみに住信SBIネット銀行のアプリはハチャメチャに使いやすいです。ノンストレスで安心して使っています。
2. 振込や出金の手数料が無料か。回数は多いか
振込や出金に手数料がかかるかどうかや、手数料無料の回数もチェックしておきたい基準の1つです。
だいたいどこの銀行も取引の回数などによってランクが分かれています。ランクが高いほど手数料無料の回数が増えますが、やはりここでも住信SBIネット銀行の「最高15回」が勝利。
事業が大きくなってきて振込の回数が増えたさいも、住信SBIなら柔軟に対応できます。
3. 支店が多く、いざというときに現金をおろせるか
ほら、あるじゃないですか。「いざというとき」って。
ぼくがやらかしがちなのは、クレジットカード払いできると思ったら現金しか使えず、手持ちのお金が足りないパターンです。
そんなときにネット銀行ならコンビニのATMで24時間いつでもおろせるので安心。ただ、ネット銀行によって対応しているコンビニが違うので、口座開設のさいはどこのコンビニに対応しているかのチェックをおすすめします。
郵便局ってもともと国が運営していたこともあり、どんなど田舎でも1つはあることが多いです。そう、コンビニがない地域でもあります。
ネット銀行が便利なのでできれば統一したいところですが、田舎に行く機会が多い人はゆうちょ銀行が重宝するはずです。
銀行口座に屋号をつけるかどうかは「好きにしたらいい」
「口座開設のときに屋号ってつけたほうがいいのかな。信用度が違うから、つけておいたほうがよさそうだけど…」
と思っているかもしれませんが、好きにしてください。なぜなら、口座に屋号がないと取引できない会社ってそこまで多くないからです。
ぼくは2年くらいフリーランスをしていますが、今のところ屋号がないとムリな会社さんに出会ったことはありません。必要になったら屋号つきの口座を作ればいいや…と思っていたら2年たっちゃいました。
屋号で信頼を獲得するよりも、スキルと対応(つまり実力)で信用してもらったほうが長く取引してもらえます。というわけで、銀行口座にはあまりこだわらず、スキルアップに努めるのがコスパいいですよ。
銀行口座はいつでも簡単に作れる。まずは自分の価値を上げよう
ここまでフリーランスの銀行口座について紹介しました。おすすめは「ネット銀行+ゆうちょ銀行」で、ぼくは以下2つを使っています。
銀行口座って独立してからでも簡単に作れるので、そこまで心配すぎる必要はありません。それよりもスキルアップにつとめたほうが、結果もついてきやすいです。
あっ、でもクレジットカードは絶対に分けることをおすすめします。なぜなら取引の回数が多いので、ごちゃごちゃだと仕分けるのが大変すぎるからです。
ぼくは「迷ったら事業用に入れておいて、後に会計ソフト上でプライベートへ仕分けるか考える」というルールのもとに、クレカを使い分けています。