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尾道の銭湯、「大宮湯(おおみやゆ)」に行ってきました。一応、銭湯と言っていますが、ぼく的には銭湯と言うよりはもはやテーマパーク。
なによりそのレトロ感です。映画のセットじゃないか!と言わせんばかりのザ・昭和感。
時間は夜。明かりもまばらな夜の尾道に、ぽっと「大宮湯」の文字が浮かびます。
レトロな感じが好きな方ならハマってしまうほど、強烈な魅力をもった銭湯でした。現代の温泉は飽きたというのであればぜひ。
細い路地の先に銭湯が
先ほどの看板を目印として路地に入ると、すぐに大宮湯はあらわれます。路地に入ってすぐなので、夜でも迷うことはありません。
大宮湯ののれんをはらりとくぐると、また男湯と女湯ののれんがあります。のれんを2回連続でくぐるという、不思議な仕様。
そして、男湯ののれんをくぐり、いざレトロの世界へ…!
のれんをくぐると、そこは昭和だった
番台のおじいさんに430円をはらって、クツを下駄箱にしまいます。
そして、ロッカーに向かうのですが、これがまたレトロ!
おじいさんが生着替え中だったので写真は引用ですが、ご覧のとおり「いつからあるの…?」と思うほどレトロなロッカーです。
実は、この大宮湯は昭和2年の創業で、ざっくりいって90年くらいは経っている銭湯なのです。そりゃレトロだわ…。
気になる浴槽内ですが、刺激の強い画(おじいさん)になるので写真はありません。
浅い湯船(子供用?)とどっぷり深い湯船の2種類のみというシンプルさ。
身体を洗う場所は、お湯の蛇口と水の蛇口が分かれていて自分でブレンドするタイプなので、はじめての方はびっくりするかも。
しかも、ひねるタイプの蛇口ではなく、押すタイプの蛇口なので、湯加減がなかなかムズカシイ…。
銭湯マニア、レトロ好きにはたまらない銭湯
大宮湯は、ふだん利用するような「湯船がたくさんあって、サウナがあって、水風呂もあって…」というお風呂屋さんとは、一線を画する銭湯でした。
昔ながらの銭湯は、年がたつにつれて徐々に数が減っています。
その理由としては後継者不足や設備の老朽化などがあるそうで。実際、大宮湯の番台さんもおじいちゃんでしたし、設備は新しいわけではありません。
大宮湯もいつまであのシブさを保てるのかな…とはつい心配になります。もしかしたら、そのうちあのレトロさを味わえなくなるかも。
銭湯が好き!レトロが好き!という方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
〈大宮湯の詳細〉
営業時間:15:00~24:00
定休日:水曜日
TEL:0848-37-5809
地図: