記事内に広告を含む場合があります。
~前回のおさらい~
計画では帰る予定でしたが、帰るための手段がことごとくなくなったので、島をもう1日楽しむことに。
島の最高峰「大凸部」では地球の偉大さを実感し、夜は元町長さんの話に耳をかたむけます。
八丈島から東京までのチケットはすでに取ってあるので、そろそろ帰らないと…。
運行≠帰れる
それは朝の7時ごろでした。なんだか島内放送のようなアナウンスが聞こえます。
「本日の…あおがしま丸は…」
ぼく「(ゴクリ…)」
「…運行します」
ぼく 「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
ついに島に船が来ることが決定しました。
しかし、まだ安心できないのが青ヶ島クオリティです。船が港に着岸できなければ、当然のように引き返すとのこと。
宿のおばちゃんは「この海の感じだと、たぶん大丈夫だと思うんだけどねぇ」とぼくに希望をもたせてくれます。海の感じとかよくわかりませんが、信じるほかありません。
とりあえず港へ…!
宿で最後の食事(になるといいな)を食べ、精算をすませます。
なごり惜しい気持ちもありますが、そろそろ脱出したい…。
そして、青ヶ島にきたときと同じように、宿のご主人の運転で港へ向かいます。あいかわらずの爆走。普通にこわい。
20分ほどで青ヶ島ただひとつの港「三宝港」へ到着します。…風強くないか?波もわりとある気が…。
写真だと全くわかりませんが、風が強く、海につき出しているコンクリートの上にときおり波がかぶるくらいでした。
それでも島民は待つ。ぼくも待つ。
これから乗るはずの船は、貨物船の役割もになっており、島へ物資を運んでくるのもひとつの仕事です。
年中、「次はいつ貨物が来るのかわからない」という状況なので、これから来る船に島民の方の生活がかかっているといっても過言ではないのです。
そのため、島民のかたも船の到着をいまかいまかと待っています。ぼくも待ちます。
そうしているうちに、なんとか船が到着し、着岸します。これで帰れるぞ…!
青ヶ島ではたらいている方は「なんでも屋さん」になる場合が多いようで、島でお世話になった方々が船のタラップ(足場)をおろしていたり、船のチケットを売っていたりします。
島のそこら中でいろいろな方にお世話になったので、ペコペコしながら船内に進みます。
船内、ゆれすぎじゃないですかね…。
船内に到着すると、まだ出港していないにもかかわらず、ものすごくゆれていることに気がつきました。イヤな予感がする…。
案の定、出港後はさらに大きくゆれて、最高に吐きそうでした。
大学で学んだ「嗚咽感マネジメント論(飲み会)」と酔い止めの薬によって事なきをえましたが、危ないところでした。
ちなみに、ほとんど酔い止めの薬のおかげでした。現代の医療はすごい。
まとめ
「いつ脱出できるのか」という感じでしたが、なんとか島を出ることができました。
島のかたのお話によると、2週間島から出れなかった猛者(?)もいるようで、なかなかカンタンに行くことも帰ることもできない島ですね。
このあとは、八丈島でもう少し楽しむこととします。島旅もいよいよ終盤です。