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「ハンガリーのブダペストってヨーロッパではノマドに人気の都市らしいけど、実際どうなんだろう」
と思ったので、行ってノマドしてきました。今もヨーロッパをノマド旅しているくろぽん(@ktsuyoc)です。
ネットで調べるとブダペスト(ハンガリーの首都)はノマドにピッタリと書かれていることが多いのですが、日本人にとってハンガリーはなじみのない国。「そもそもどこにあんの?」という方も少なくないかと思います。
そこでこの記事では実際にハンガリーのブダペストに行ったぼくが、実体験をもとに
- ブダペストのWi-Fi環境、SIM
- ブダペストはノマドに適しているのか
- ブダペストで実際に行ったカフェ、コワーキングスペース
- そもそもブダペストってどんな町?行き方は?
の順に、ブダペストでの海外ノマドについて解説。これから海外ノマドを検討している方は、ぜひご一読ください!
ブダペストのWi-Fi環境、SIM
インターネット環境はノマドをするにおいて欠かせませんよね。これがないとどうしようもありません。
というわけでまずは、
- ブダペストのWi-Fi環境
- ブダペストのSIM
について紹介します。
ブダペストのWi-Fi環境
結論からいうと、ブダペストのWi-Fi環境はヨーロッパでもなかなかよい感じです。
街なかで拾える無料のWi-Fi(通称「野良Wi-Fi」)でも十分に速いので、街全体のインフラが整ってるんじゃないかなと。
ホステルやカフェ、コワーキングスペースには、必ず速いWi-Fiがありました。複数カ国をまわるための海外Wi-Fiを持っていたのですが、使いどころがほとんどなかったです。
ブダペストのSIM
先述の通り海外Wi-FiをもっていたのでSIMは使いませんでしたが、ブダペストにはプリペイドSIMがあります。ブダペストだけ行くなら、これがカンタンで安い手段かなと。
また現地の電話番号が必要な方や、海外Wi-Fiは荷物になるから持っていきたくない方におすすめです。
ちなみに、SIMフリーのスマホを持っていないと使えないので注意してください。
つまるところ、ネット環境はバッチリだったので、ひとまず最低の条件はクリア。次は治安や生活など、「ブダペストはノマドに適しているのか」より幅広く解説します。
ブダペストはノマドに適しているのか
結論から言うと、ブダペストはノマドに適しています。仕事しながら各地を転々としたい方にとって、1つの滞在場所になりうると思いました。
ここからはブダペストの具体的な「おすすめポイント」と「微妙ポイント」についてお伝えします。
ブダペストのおすすめポイント
安く安全にノマドするなら、ブダペストはとってもおすすめです。現地に住んでいる方によれば、アパートも比較的カンタンに借りられるようで、長めに滞在したい方は検討してもよいかもしれません。
[ブダペストのおすすめポイント]
✓ 物価が激安
✓ 治安がよい
✓ Wi-Fiが早い
✓ 街がコンパクト
✓ アパートが借りやすい(ルームシェア物件あり)ヨーロッパとは思えない物価の安さとヨーロッパの便利さを両立してて、快適に滞在できました。在住のPapico( @Japangary38Jin )にもお話を伺い、
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月27日
しかも、下記のように家具や家電がついている物件もあるので、住むハードルは低めに感じました。
(続き)家か安く借りやすい、家具家電つきのシェアルームも多い(学生の借り手が多いらしく)、仕事も探せばありそうなど、貴重な情報をいただきました。
結論としては「住めます」ね。
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月27日
ちなみにですが、物価はパンが8円で買えるレベル。ハンガリーにはうまい棒より安いパンがあるんですよ。
ブダペストの中央市場へ。野菜やお肉、魚などが安いのなんの。ただ家庭用のサイズが多く、買えるものは少ない印象でした。朝ごはんに8円(誤字ではない)のパンと120円のトマトと200円のチーズを購入。やっぱり、観光地より生活が見える場所のほうが楽しいです。 pic.twitter.com/Nq9V1VL5tB
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月26日
ブダペストの微妙ポイント
ブダペストはノマドにはよいのですが、現地で仕事をとるのはおすすめしません。なぜなら物価が安いので、それにあわせて賃金も安いからです。
[ブダペストの微妙ポイント]
✓ そもそも日本人が少ない
✓ コワーキングは多いが、フリーランス文化はそこまで浸透してない
✓ 物価が安いので、賃金も安い「現地で仕事をとって稼ぐ」のは現実的じゃないなと。日本の仕事をとって物価の差で楽に暮らすのがベスト、のような気がしました。
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月27日
補足:Black Dog Hostelは安宿ねらい以外では期待しないほうがいい
滞在したホステルの情報ものせておきます。ブダペスト中心部にある「Black Dog Hostel」という宿にいたのですが、寝るとき以外はあんまり使いませんでした。理由は下記のとおりです。
🏨ブダペストの「Black Dog Hostel」
✓ 中心部にあり、駅からのアクセスも○
✓ キッチン冷凍庫あり1泊1000円という安さ
✓ 部屋が汗臭い、共有スペースがほぼないという感じで、宿は寝るためのものと割り切れば快適です。名前の由来になった黒い犬がいるらしいのですが、お目にかかれず。 pic.twitter.com/2M84KsaDFC
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月27日
(まあ、1泊1000円くらいだったので何の文句も言えませんが…)
宿でまったり作業して過ごしたい、という方は別のホテルやゲストハウスがよいかなと。
ちなみにぼくは宿をとるとき
- ハピタス経由でBooking.comへ
- そのまま予約して、2.5%のポイントをもらう
という方法で予約しています。個人的にBooking.comが使いやすく感じていますが、ハピタスにはAgodaやExpediaもあるのでご心配なく。
ハピタスについて詳しくは「【格安】1人旅を安く済ませる!12コの方法をまとめました」を参考にしてみてください。
次は、ノマドで使えるカフェやコワーキングを紹介します。実際にノマドした感想ものせているので、参考になるかなと。
ブダペストで実際に行ったカフェ、コワーキングスペース
ここからは、ブダペストで実際に行ったカフェ、コワーキングスペースを
- カフェ:Eco Cafe
- カフェ:espresso embassy
- コワーキングスペース:Muse
の順に紹介します。
カフェ:Eco Cafe
電源あり、Wi-Fiありの「Eco Cafe」はノマドにぴったりでした。食事もおいしかったので、朝ごはんを食べてそのままノマドしてましたね。
ブダペストは雨。犬の連れ込みOKなカフェ「Eco Cafe」でノマドしてます。何人かパソコン作業してる人もおり、こう、なんというか、安心して作業できます。 pic.twitter.com/Ud1rp3ZuVh
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月25日
カフェ:espresso embassy
直訳で”エスプレッソ大使館(?)”の「espresso embassy」。こちらも電源とWi-Fiがありました。
エスプレッソが店名についているだけあって、コーヒーのクオリティは高かったです。が、イスが木製で座りにくく、長時間の作業には向いてません。
コワーキングスペース:Muse
「コワーキングも行ってみるか」と思って立ち寄ったのが、こちらの「Muse」です。
ブダペストのコワーキングスペース「Muse」に移動。知られてないんじゃないかレベルで空いてて快適。雨ですし、夕方まで仕事します。https://t.co/JxUjsnzRXu pic.twitter.com/uFL0eTCvHG
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月25日
コワーキングスペースというよりは、他人の事務所を借りている感がありました。利用者もぼくだけでしたし…。
もちろん電源があり、Wi-Fiは光の速さだったので、集中してガッツリ仕事したいときにはおすすめです。
続いてはノマドをするイメージをつかみやすくするために、ブダペストの町についてざっくり説明します。
そもそもブダペストってどんな町?行き方は?
そもそもの話ですが、ブダペストはハンガリーの首都です。通貨は「フォリント」で、日本円からのレートはよくなく、ユーロから両替するのがおすすめ。
ぼくはLINE Payの外貨両替を使って日本でユーロをゲットしてから、現地の空港でちょっとだけ両替しました。空港はレートが悪いので、町に出てから本格的に両替しようと思ってたんですよね。結果、物価が安すぎて両替せずに済みましたが…。
日本からの直行便はないので、トランジット(乗り換え)は必須。ぼくはモスクワで乗り換えました。
飛行機のチケットは、ハピタスを使うとポイント還元を受けることができます。例えばエクスペディアでチケットを取ると1.2%還元です。
他にもBooking.comやAgoda(ホテルの予約サイト)、楽天やロハコ(通販サイト)など、ふだんの買い物もオトクにできます。
詳しくは「【格安】1人旅を安く済ませる!12コの方法をまとめました」をご一読ください。
次はブダペストの町並みや歴史、名物について解説します。
町並みは「ロシアとヨーロッパの中間くらい」
建築とかあまり詳しくないのでわからないのですが、肌感として「ロシアとヨーロッパの中間くらい」の町並みだと思いました。きらびやか、というよりは無機質な感じがします。
ハンガリーは晴れ。「こんな日は散歩するのが一番だ」ということで3時間ほど歩きました。観光スポットっぽい場所をぐるっとしてます。なおまだ午前中…! pic.twitter.com/xAlpgHS35I
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月26日
戦争の歴史もあり
ハンガリーには戦争の歴史もあります。ぼくが見たのはドナウ川にあった靴のオブジェだけですが、他にも「ホロコースト(大虐殺)メモリアルセンター」など、当時の歴史が感じられる施設も。
ドナウ川のほとりにある、一見なんでもない靴のオブジェ。ですが、戦争時にここで人を銃殺して(当時、靴は貴重だったらしく)、靴だけ残してあとはドナウ川に沈めたのだとか。お城のような迫力は全くありませんが、いろいろ考えるものがあります。 pic.twitter.com/5GP8LxtBO9
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月26日
高級食材「フォアグラ」が安く食べられる
ハンガリーは高級食材のフォアグラが名産です。安く食べられるとのことでチャレンジしてみましたが、濃厚なレバーって感じでした。お金持ちの人が好きそう(偏見です)
[フォアグラというものを食べてみたけれど]ありがたがるものではないな、と。しこたまのマッシュポテトのパワーもすごかったです。フォアグラ、実はハンガリーの名産らしい…。 pic.twitter.com/dL9AjvsbuF
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月25日
ちなみに、何人かでキッチン付きの宿に泊まっている場合は、中央市場で食材を買って料理しても楽しいかなと。
ブダペストの中央市場へ。野菜やお肉、魚などが安いのなんの。ただ家庭用のサイズが多く、買えるものは少ない印象でした。朝ごはんに8円(誤字ではない)のパンと120円のトマトと200円のチーズを購入。やっぱり、観光地より生活が見える場所のほうが楽しいです。 pic.twitter.com/Nq9V1VL5tB
— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月26日
他の名産は以下の通り。ワインやチーズなど、ヨーロッパらしい名物が並びます。
食べ物については駆け足でしたが、
・地元のコーヒーとビール
・ハンガリー名産「トカイワイン」
・地元のチーズたち
など、ザッとこんな感じでした。日本食やイタリアン、メキシカン、トルコ料理などなど、多国籍なので住んでも飽きなさそうです。 pic.twitter.com/lJVm5M39cO— 黒田剛司@プラハ (@ktsuyoc) 2018年5月26日
安く快適に海外ノマドするなら、ブダペストがおすすめ
ここまでブダペストについて「ノマドができるのかどうか」をまとめました。安く快適にノマドできるので、世界を転々としながら仕事したい方におすすめです。
現地に在住の方にもお話を伺いましたが、フリーランスとして住んで現地の仕事をとるのはコスパよくなさそうだなと。日本の仕事をとって物価の安さを生かして低コストで暮らすのがベストだと思います。
で、何度も言いますが、宿はきちんと選びましょう。その上で、ご紹介したハピタスやBooking.comを使って可能な限りオトクにするのがおすすめです。
ブダペストでノマドをするさいには、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヨーロッパを1ヶ月まわった海外ノマド旅については「場所にとらわれない働き方で1ヶ月、6カ国をまわった結論【海外ノマド実体験】」にて紹介しています。こちらもぜひどうぞ。