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自分を探すために旅に出る人、いますよね。いいですよね、旅。見つかりますかね、ジブン。
行ったこともない海外の土地(おもに東南アジアかインド)で、本当の自分が見つかるのでしょうか。
だいたい本当の自分ってなんなんでしょうか。「じゃあいまここにいる自分はいったい…」とかならないんでしょうか。
とまあ、自分探しの旅否定派としてはいくらでも煽り文句が出てきますが、議論はどこまでも平行線をたどることでしょう。こういうときは代替案を考えるのがスジというものです。
自分を探したいと思っている方は、ぜひ旅よりもこれからお話する2つの方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。きっと本当の自分が見つかるはず。
旅で自分が探せる(と思われている)理由
方法の前に、まずは旅によって自分が探せる(と思われている)理由を考えてみましょう。
- 非日常から生まれる自己認識
- 新たな経験から生まれる価値観
この2つが旅によって得られることで、「これが…本当の自分か…!」となるわけです。
知り合いが一人もいない、見知らぬ異国の土地であれば、おのずと自分の存在に考えは向くものです。言葉も通じなければ知り合いもいないので、自分のことを考えるしかないじゃないですか。
そして、そんな非日常で経験するさまざまなことから、自分はなにが好きでなにがキライなのかがわかってきます。そして、そこから自分はなにがしたいのかがちょっとずつ見えてきます。
以上の理由から、旅で自分を探すことができると思われているのです。
まあ、旅をしたらちょっとくらいは自分のことがわかるんじゃないですかね。本当の自分が見つかりはしませんが。
自分探しって旅じゃなくてもよくない?
さきほどの話をまとめると、自分探しは「①自分との対話」「②未体験の体験」の2つによってなされます。ただ、その手段が旅である必要性がまったくないのです。
というより、旅でもしないと自分が見つからないと思っている人は、旅をしても自分は見つからないんですよ。
つまり、非日常にたよって日常をないがしろにしている人は、ほしいものなんて手に入らないわけです。そんなに自分を探したかったらいまから探せよおバカ!というわけです。
本当に自分を探したかったら、まずいまからなんとかしようと思いますよね。旅に行きさえすれば自分が見つかるなんて考え自体「甘え」なのです。
自分探しの旅よりも圧倒的に自分を探せる2つの方法
結論としては、自分を探したかったら日常から変えましょうというわけです。そして、日常でできる自分探しの方法というのは、以下のとおり。
- 一人でなにももたずに散歩する
- 本を読む
まず、一人でなにももたずに散歩しましょう。「自分はどうなりたいのか」「自分はなにをしたいのか」、まずは自分に聞いてみましょう。
非日常の空間にいかなくても、意図的に一人になることで自己認識を高めることはできます。
そして、本を読みましょう。これでいままで経験したことのない著者の経験を追体験できます。
自分がなにが好きなのか、どんな意見に共感できて、またどんな意見には共感できないのかを考えることができます。
これを日常的にやっていても、本当の自分がわからないというのであれば、旅に出てみるのもアリでしょうね。
普段からやっていないことが、旅に出たら急にできるようになるなんてことはないのです。
人生論や生き方のようなことを扱った本を読むのがよいかと思いますので、数冊のせておきますね。
「自分探し欲」に限りなし
人間の欲には際限がありません。どれだけ自分が欲しているものを手に入れても、次の欲望の対象が生まれるものです。
それは自分探しにおいても同様です。本当の自分を探したいという欲にも限りはありません。
要するに、最初から本当の「本当の自分」は見つからない構造になっているのではないでしょうか。
仮に究極な本当の自分が見つかったとしても、それを本当の自分だと信じることができる人がどれだけいるのでしょうか。自分探しにハマればハマるほど、自分探しから抜けることができなくなります。
ゆえに、本当の自分は見つからないという前提のもとで自分探しをしないことには、自分探しに奔走するだけの人生になってしまいます。
それでも行きたいならどうぞ行ってください
とまあ、これだけ言ったところで自分を探しに行く人は行くのです。
逆説的ですが、これだけ言っても行きたい人じゃないと、本当の自分に近づくことなんてできませんよね。「それでも俺は行く!」的な信念を持つことのできるメンタルは、大切なことの一つです。
ぼくも海外旅行は好きなので、海外を旅したいと思っている人の気持ちはめちゃくちゃわかるのです。とりあえず、なるだけ安く、なるだけ安全に行ってくださいね。
AB-ROAD(エイビーロード)を使えば、だいたいの航空券やツアーを安く済ませることができます。
ぼくが旅行に行くときは、DeNAトラベルと平行して探すことが多いですね。「おっ!」と思うような値段とクオリティのものはこの2つに多い印象があります。
他にも、海外旅行保険つきのクレジットカードや海外でも使えるポケットWi-Fiなど、あって便利なものはありますが、ぶっちゃけなくても大丈夫です。カードなくても、Wi-Fiなくても、自分は探せますから。
ただ、パスポートなどの一旦なくすと自分を探している場合じゃなくなるものに関しては、しっかりと管理しましょう。
ぼくはこのポーチに入れています。けっこう大きくて入れ場所に困る航空券もすんなり入りますので、なくすこともありません。
旅をするのもいいですが、くれぐれも死なないようにしたいものです。死んでしまっては自分探しもへったくれもありませんからね。行くなら行くで安全に自分を探してくれよな!というわけなのです。