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「フリーランスに興味があるけど、実際なるのは難しいんだろうな…」
「これからフリーランスを目指してるけど、いろいろ自分でやらないといけないし、難しそう」
と思っている方、こんにちは。現役フリーランスのくろぽん(@ktsuyoc)です。早いもので、独立してから1年半くらいたちました。
フリーランスって自分の思った通りに仕事や生活を作ることができて、ぶっちゃけ楽しいです。だいたいの主導権をにぎっているのは自分なので、わりと思い通りに進めることができます。
とはいえ、なったことない方からすると、フリーランスになるのは難しいんじゃないかなと思いますよね。ぼくも独立する前は「フリーになったら自分で全部やらなきゃ…でも、大変そうだしどうしたらいいんだろう…」モヤモヤしてました。
この記事では、
- 結論:フリーランスは全て自分でやらないといけない→そんなことはないです
- フリーランスの悩み【お金編】と、その解決法
- フリーランスの悩み【仕事編】と、その解決法
- フリーランスの悩み【生活編】と、その解決法
の順に、ぼくがフリーランスになってから直面した悩みと解決法を紹介。
そもそもの話なんですが、フリーランスは身一つで全てやらないといけないかというと、そうでもないんですよ。まずはこの記事で、フリーランスの不安をサクッと解消していきましょう。
結論:フリーランスは全て自分でやるべき…ってことはありません
「フリーランスは全て自分でやらないといけない!これぞ独立だ!」
と思っているかもしれませんが、そんなことはありません。
フリーランスって”特定の企業や団体に入っていない人たち”を意味する言葉なので、別に自分でなんでもする人のことじゃないんですよね。(ちなみに、自分でなんでもする人は「スーパーマン」とか「アンドロイド」とか呼ばれます)
なので、いろんなサービスや人たちに頼りつつ、自分のサイズ感で仕事を進められる人がフリーランスなんじゃないかなと。
ただし、結果は全て自分に返ってきます
「いろんなサービスや人たちにお願いすればいいよ」とは思いますが、その結果は全て自分に返ってきます。極端な話、仕事をサボった結果も自分にちゃーんと返ってくるんです。ぼくはそのほうがフェアで気に入っています。
なので、おすすめは新しい方法をちょっと試して、返ってきた結果をもとにそれを続けるかどうか決めることかなと。
てなわけで、続いては実際にぼくが直面した悩みとその解決法を紹介します。これからフリーランスになりたい方、フリーランスかけだしの方は参考にしてみてください。
フリーランスの悩み【お金編】と、その解決法
ここからは、フリーランスに限らず悩みのタネが多い「お金」について、悩みと解決法を紹介します。
悩み:確定申告を自分でやるのがめんどくさい
フリーランスは確定申告を自分でしなければなりません。
が、これがまためんどくさい。特に最初は慣れていないこともあって大変です。ぼくは確定申告で徹夜しました。アホですね。
じゃあ、ぼくのように確定申告で徹夜しないためにはどうしたらよいか。以下では解決法を
- 会計ソフトを使いたおす
- クレカを事業用と個人用で分ける
- もはや税理士にお願いしてしまう
の順に紹介します。
解決法1:会計ソフトを使いたおす
会計ソフトをガンガン使いましょう。なぜなら会計ソフトは最も確定申告に最適化されている(=スピーディに作業が済む)から。「エクセルを使えばできるはずだ!」とかナゾの自信は今ここで捨ててください。
おすすめは
- MFクラウド確定申告:簿記の知識がある人は使いやすい。請求書の発行数に制限あり
- freee(フリー):簿記の知識がなくても使える。スマホからも入力可。請求書を無制限に発行できる
のどちらか。簿記の知識がある人はMFクラウド確定申告を、簿記はよくわかんないって方はfreee(フリー)を使うのがおすすめです。
解決法2:クレカを事業用と個人用で分ける
クレジットカードを事業用と個人用で分けるのも大切ですね。
ぼくは分けずに確定申告に望んだので「うわー…これは…経費なのか…?」と出費の仕分けをする必要がありました。1年にもわたる仕分けは、控えめに言って”絶望”です。
クレカを分けていれば、事業用のクレカの決済を会計ソフトでドーンと経費にしちゃえばOK。
ぼくが使っているクレジットカードは、
って感じです。マネーフォワードでお金の流れを追っているので、カードが使えるお店では極力カードを使っています。
注意してほしいのですが、フリーランスはクレジットカードを作りにくい職業です。なぜなら、個人への信用がほぼゼロだから。クレカの他には、家を借りたりするのも難しいです。
もし事業用のカードを作ってなければ、会社にいるうちに作っておくことをおすすめします。年会費無料のものを選べば損することはありません。
「え、もう会社やめちゃった…」という方は楽天カードならたぶん大丈夫かなと。フリーランスでも審査が通っている人が多いです。
解決法3:もはや税理士にお願いしてしまう
「税金のことなんぞ全くわからん!でも、フリーランスにはなるんじゃー!」という方は、確定申告を税理士にお願いしてしまうのも1つの手です。値段はそれなりにしますが、確実ですし手間もかかりません。
税理士ドットコムを使えば、簡単に税理士を探すことができます。
確定申告については「【2018年版】フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと&後悔したことをまとめる」でも詳しく解説しているので、不安な方はこちらもチェックしてみてください。
次はフリーランスの仕事について、悩みと解決法を紹介します。
フリーランスの悩み【仕事編】と、その解決法
フリーランスの悩みといえば仕事の悩み、ですよね。ここからはフリーランスが抱えがちな仕事の悩みを
- 営業をしないと仕事が来ない
- 打ち合わせはお金を稼いでない(が、無数に打ち合わせがある)
- 「仕事あげるよ」みたいな人の70%は仕事をくれない
解決していきます。
悩み:営業をしないと仕事が来ない
仕事を取るには営業が欠かせません。いくら技術があったとしても、仕事がなければ食いっぱぐれちゃいます。
じゃあ、どうするか。以下では仕事を取るための解決法として
- クラウドソーシングを使う
- 営業パートナーを見つける
- ブログを書く
の順に解説します。
解決法1:クラウドソーシングを使う
クラウドソーシングとは、簡単に言えば仕事をしてほしい人と仕事をしたい人とのマッチングサイトです。有名どころだとクラウドワークスとか。
とはいえ単価は安めなことが多いです。単価が高い案件もあるのですが、実績ができた後に個別で連絡が来るパターンがほとんどかなと。
なので、すでに実務経験がある方であればレバテックフリーランスがよいかなと。単価高めでガッツリした案件が多いので、これだけでもしっかり稼げるレベルです。
とはいえ、どのクラウドソーシングサイトも手数料や源泉徴収がかかります。仕事をしたあとに「あれ、意外と少ないな…」となることも。
ゆえに、ぼくは営業パートナーを見つけるのがベストじゃないかなと思っています。
解決法2:営業パートナーを見つける
営業パートナーとは、自分の代わりに仕事の営業をしてくれる人のことです。こちらも手数料というかマージンを渡す場合がほとんどですが、クラウドソーシングより割がよい可能性が高いかなと。経験則なので、当てはまらない営業パートナーもいるかもです。
探し方は
- 前職の会社から仕事をもらう
- クラウドソーシングで制作会社とつながる
- 知り合いづてで紹介してもらう
って感じですかね。
ネットだと「掲示板に書き込んで探そう!」とか書いてあるのですが、同じく掲示板を使ってる人はおおよそ「受け身」の姿勢なので、営業パートナーとしてはどうなんでしょ、と。
掲示板でツテを探している営業パートナーってクライアントの言いなりになりそうな気がします。
なかなか再現性が低い方法を並べてしまいましたが、要は「質の高い仕事をする」のが一番大事です。レスが早いとか、納期守るとか、まずは当たり前のラインをしっかり超えるくらいでOKなので、目の前の仕事をしっかりやっていきましょう。
仕事のコツについては『note「ノンスキル・文系・コネなし新卒フリーランスが、独立8ヶ月で月144万円を達成するまでの全て」をつくりました』にてまとめています。
解決法3:ブログを書く
ブログを書いて集客するのも一つの手段です。いわゆるSEOというやつをして、検索からお客さんを呼ぶ作戦であります。
とはいえ最初は難しいと思うので、「ブログを書く習慣を作る」を目標にしましょう。毎日書くとなると意外にハードですが、コツコツ書いていきましょう。
ブログからの集客をうまくやってるなと感じるのはマナブさんですね。実績をのせつつ、検索からお客さんを集めています。
悩み:打ち合わせはお金を稼いでない(が、無数に打ち合わせがある)
打ち合わせだけ無限にあって、仕事に発展しないパターンもあります。いったい何を打ち合ってんだ、と。
当たり前ですが、打ち合わせではお金を稼ぐことはできません。仕事をしてはじめてお金を稼げるってもんです。
解決法:最低限の打ち合わせで済むように仕事を進める
打ち合わせは極力ゼロにしましょう。なので、何も決まらない打ち合わせ(「とりあえずお話だけでも…」みたいなやつ)を繰り返す人とはだんだん距離を離していく必要があります。
何も決まらない打ち合わせは何も生み出してないのではなく、時間を失っているんですよ。あなたの時間は人生、つまり命です。「命を奪われている打ち合わせ」というと、ゼロにするに限りますよね。
最低限の打ち合わせで済ませるには、事前の準備が9割です。何を決めるべきなのか、打ち合わせ後のイメージを明確にしてから望みましょう。
打ち合わせ前の準備とかテンプレとか、もし需要があったら公開するかもです。
悩み:「仕事あげるよ」みたいな人の70%は仕事をくれない
独立すると「じゃあ、仕事あげるよ」という人、いますよね。でも、70%くらいの方はそのあと仕事をくれません。
実体験ベースなので他の人がどうとかは知りませんが、仕事をあげるという言葉をかけることでマウントを取ろうとする人がいると思っています。(実体験ベースのかなり偏った偏見です)
独立したてだと仕事のとり方がわからず、かといって仕事を安定して持っているわけでもありません。なので、仕事あげるよと言われると「やったー!ありがたい…!」となってしまうわけです。が、往々にして仕事は降ってこないですね…。
解決法:他人に期待しない
そもそもですが、独立するにあたって他人に期待してはいけません。独立したあなたのことを真剣に考えているのは、家族とごくわずかな友人や知り合いだけです。
なので、他人に期待するのはやめましょう。「裏切られた!ムキー!」と感情のエネルギーをムダにしないためにも、日々を淡々と過ごして一定の成果を上げ続ける意識が欠かせません。
余談ですが「仕事くださいよ〜」というのはNGです。「あ、コイツ暇なんだな」と思われて、安い労働しかまわってきません。こちらから”提案”をしましょう。「仕事ください」はただの懇願です。
じゃあ、どんなふうに提案したらよいのか。
そのコツは『note「ノンスキル・文系・コネなし新卒フリーランスが、独立8ヶ月で月144万円を達成するまでの全て」をつくりました』にてチェックしてみてください。有料ですが、あなたの月収アップにガッツリ貢献するかと。(と、いうのが提案ですね)
フリーランスの悩み【生活編】と、その解決法
ここからはフリーランスの生活に関する悩みと解決法を
- 悩み:生活リズムがぐちゃぐちゃになる
- 悩み:賃貸を借りるのが難しい
の順に解説します。
悩み:生活リズムがぐちゃぐちゃになる
フリーランスはいつ寝てもいつ起きても自由です。昼間からお酒を飲むことだってできちゃいます。
ゆえに、生活リズムが崩れがちです。生活リズムがぐちゃぐちゃになると体調が崩れてきて、仕事の成果に影響が出ます。
解決法:生活を全部テンプレ化する
ちょっと言い過ぎてる気もしますが、生活を全てテンプレート化しましょう。つまり、1日で何をするかを細かく決めるというわけです。30〜15分単位が望ましいかなと。
で、それを守って淡々とやっていくのみです。やってみるとわかりますが、これが結構むずかしい。
「リズムどおり動くなんて会社員と変わんないじゃん」と思うかもしれませんが、人間は変化に強くない生き物なんです。なので、一定のリズムで行動するほうが成果を出しやすいんですよね。
このコツも『note「ノンスキル・文系・コネなし新卒フリーランスが、独立8ヶ月で月144万円を達成するまでの全て」をつくりました』に書いています。
悩み:賃貸を借りるのが難しい
アパートやマンションなど、賃貸を借りるのが難しいのもフリーランスのよくある悩みかなと。あとはクレジットカードとかもそうですね。
悲しいことに、フリーランスには社会的信用がありません。個人の信用なんてそんなもん、というわけです。
解決法:収入証明を出せるようにしておく(つまり、しっかり稼ぐ)
しっかり稼いで収入証明を出すのがベストです。要は「私を住まわせても家賃がもらえないことはないですよ」という証明をしてあげる必要があります。
つまるところ、しっかり稼ぎましょうって話です。
とはいえ、収入証明を出しても断られるパターンも見るので、なんともですね。田舎か物価の安い海外で家を借りるのがよい気がします。
ぶっちゃけ「楽しくて会社員をやってらんない」のが一番の悩みです
ここまで、フリーランスにありがちな悩みと解決法をまとめました。
ですが、ぼく的には「楽しくて会社員をやってらんない」のが一番の悩みですね…。
まあ、会社員とフリーランスに優劣はないのですが、なにせ新卒で独立したもんで「会社員やったほうがいいんじゃない?」的な話になるわけですよ。とはいえ、フリーランス楽しいしなあ…というのが悩ましいところです。
四六時中めちゃくちゃに考えて行動する必要はありますが、それを楽しめる人ならフリーランス向いてると思いますよ。
というわけで、フリーランスの悩みと解決法でした。他にも悩みがあれば「お問い合わせ」よりどうぞ。気が向いたらこの記事内で答えます。