記事内に広告を含む場合があります。
「バンコクでおいしいコーヒーが飲みたい!もう激甘のコーヒー風ミルクはごめんだ…」
と思ったのでめちゃめちゃ調べてカフェを探しました。コーヒー狂いのくろぽん(@ktsuyoc)です。旅先では1日3件くらいコーヒー屋をはしごします。
バンコクにはおいしいコーヒーが飲めるお店がたくさんあります。実際に飲み歩いたぼくが言うんだから間違いなし。
ですが、ハズレの(というか、思っているようなコーヒーが飲めない)コーヒー屋さんもたくさんあります。タイの人は甘いコーヒーのほうがお好みなのです。
そこで、今回はバンコクでおすすめのコーヒー店を
- おいしいコーヒーを飲むために必要な、店選びのポイント
- ぼくが実際に行った、おいしいコーヒーが飲めるカフェ
- カフェでの注文方法とコーヒーの種類をざっくり解説
の順に紹介します。
おいしいコーヒーを飲むためのポイントは超シンプル。これを守れば、今あなたが滞在しているところの近くでもお気に入りのコーヒー屋さんが見つかるはずです。
それでは、まずは店選びのポイントから紹介します。
おいしいコーヒーが飲める店選びのポイントは「自家焙煎のお店を選ぶ」
ぼくに言わせれば、おいしいコーヒーが飲める店かどうかはすぐにわかります。それは「コーヒー豆をお店で焙煎しているかどうか」です。
コーヒーって豆を焙煎する(炒る)のですが、その度合いによって味がかなり変わります。ということは、焙煎をやっているお店はそれだけコーヒーの味に拘っているわけです。
バンコクならお店の名前に
- Roaster(ロースター)
- Roastery(ロースタリー)
とついているものを選べば間違いありません。意味はそんなに変わりません。ぜひお近くのロースターやロースタリーを探してみてください。
てなわけで、おすすめのカフェ紹介にうつります。
ぼくが実際に行った、おいしいコーヒーが飲めるカフェ
ここからはぼくが実際に行ったカフェを紹介していきます。地図など詳細ものせているので、ぜひピンと来たところに行ってみてください。
Ceresia Coffee Roasters:焙煎日まで出しているこだわりのコーヒー店
バンコクでもコーヒー。都会なので自家焙煎のサードウェーブ系(酸っぱいコーヒー)を出すお店もあります。
「Ceresia Coffee Roasters」は焙煎日まで出しててよい感じです。1杯120バーツ(400円くらい)と高いですが、コーヒー好きも大満足。
激甘の飲み物にうんざりしたらぜひ。 pic.twitter.com/q8D4mcSx54
— 黒田剛司@バンコク (@ktsuyoc) 2018年10月8日
サードウェーブ系の酸っぱいコーヒーがいただけます。ラテやカプチーノなどエスプレッソ系コーヒーはもちろん、ドリップコーヒーも飲めるのがうれしいポイント。
店内は明るくて、休日の朝にぴったりなおしゃれカフェです。コーヒー豆の量り売りもしているので、気になるものがあればお土産にもできます。
トイレはないので、向かい側のスーパーで借りるのがおすすめです。
店舗情報:Ceresia Coffee Roasters
ホームページ:ceresiacoffeeroasters.com
マップ:
a Coffee Roaster by li-bra-ry:おしゃれなリノベーション風カフェ
ようやくタイのコーヒー豆をいただきました。しかも自家焙煎で◎
「a Coffee Roaster by li-bra-ry」は倉庫を改装したギャラリーの一角で、他のお店もいい感じです。
・エスプレッソ×ジンジャエール
・エスプレッソ×オレンジジュース
など、エスプレッソ系ドリンクも抜かりありません。 pic.twitter.com/sqqCNYg64S— 黒田剛司@バンコク (@ktsuyoc) 2018年10月9日
倉庫を改装した「Warehouse 30」という施設の一角にあります。他の店では雑貨や洋服を買えるんですが、まーどれもオシャレなことオシャレなこと。
コーヒーの味も絶品で、タイの豆やエチオピアの豆などがありました。オリジナルのエスプレッソ系ドリンクもいくつかあり、何度も楽しめるお店です。
店舗情報:a Coffee Roaster by li-bra-ry
ホームページ:https://www.facebook.com/librarycafe
マップ:
Coffee roasting division of pladib:雑貨の趣味がよい、カフェ兼セレクトショップ
今日は「Coffee roasting division of pladib」で朝コーヒー。タイ、ラオスなど東南アジアの豆が多めです。
雑貨やクラフトビールを置いており、お店の趣味がわかるのも◎
「異国の珍しい飲み物」であろう煎茶も置かれており、ロン毛で全身黒ずくめのイケメンお兄さんが買っていきました。 pic.twitter.com/LImJYoiiRn
— 黒田剛司@バンコク (@ktsuyoc) 2018年10月11日
「せっかくだし、東南アジアのコーヒーが飲みたいなあ」と思ったらここがおすすめです。タイやラオスなど、東南アジア諸国のコーヒーを中心に提供しています。
ちょっと変わった雑貨を置いているので、コーヒーを飲みつつ雑貨を物色するのもよいかもです。日本の煎茶もありました。
店舗情報:Coffee roasting division of pladib
ホームページ:https://www.pladibrestaurant.com/
マップ:
Doctor Roaster:お医者さんが作る、土日限定の極上コーヒー
今日は「Doctor Roaster」へ。
・駅から徒歩15分(遠い)
・土日しかやってない
・店長は平日お医者さん(!?)という個性派スタイル。
豆からこだわっており、かなりおいしいです。近くなら通いつめてますね。
内装もオシャレで「高尚な趣味」って感じがします。 pic.twitter.com/aa2n3rHkjk
— 黒田剛司@バンコク (@ktsuyoc) 2018年10月14日
駅から遠く、しかも土日の9:00〜18:00しかやってないという超強気なコーヒー店です。が、納得のクオリティ。飛行機に乗ってでも飲みたいレベルで美味しいです。
豆も、パナマゲイシャ(世界でも随一の最高級コーヒー)を始めとした極上品だけを置いています。そのためメニューは少なめですが、味は間違いなし。
店主はリアルにお医者さんで、「趣味を極めすぎたらこうなってしまった」感があって個人的に好きです。
店舗情報:Doctor Roaster
ホームページ:https://www.facebook.com/Doctor-Roaster-264360700601725/
マップ:
Rosetta Coffee Roaster:COEなどこだわりのコーヒ揃い。さまざまな淹れ方あり
駅から離れているコーヒー店ですが、豆のクオリティはばっちりです。バスやタクシーで行く価値あり。
COE(コンテストで優勝した最高のコーヒー豆)など、バリエーションに富んだ質の高いコーヒー豆を
- エアロプレス
- フレンチプレス
- モカエキスプレス
など、あらゆる淹れ方で楽しめます。コーヒー通もうなること間違いなし。
店舗情報:Rosetta Coffee Roaster
ホームページ:http://www.rosettakoff.com/index.php/home
マップ:
【番外編】Sa-Ti Handcraft Coffee:笑えるくらいオシャレ。バツグンにおいしい紅茶あり
「Sa-Ti Handcraft Coffee」にて紅茶のナイトロコールドブリューです。初めて見ました。
このあたりはおしゃれゾーンらしく、突然ポーズを取る人がいて気が散ります。寒いしイスはガチガチなので作業には不向き。
飲み物はバツグンにおいしいです。 pic.twitter.com/jfmzWDeDhK
— 黒田剛司@バンコク (@ktsuyoc) 2018年10月11日
たまたま発見してフラッと入ったコーヒー店。引くくらいオシャレです。テーブルで座っていたらいきなり目の前でお姉さんがポージングして自撮りしはじめるくらいオシャレです。(マジです)
ナイトロコールドブリュー(水出しで、かつ飲む直前に窒素を入れる飲み方)の紅茶があったので、物珍しさを感じて飲みましたがバツグンにおいしいという。オシャレなだけじゃないのも◎ですね。
店舗情報:Sa-Ti Handcraft Coffee
ホームページ:https://www.facebook.com/satihandcraftcoffee/
マップ:
続いては、バンコクのカフェによくあるコーヒーをゆるく解説します。
バンコクのカフェによくあるコーヒーの種類をざっくり解説
ここからはバンコクのカフェによくあるコーヒーの種類を
- エスプレッソ系コーヒー
- ドリップ系コーヒー
の順にざっくり解説します。コーヒーを注文できる最低限の範囲です。
エスプレッソ系コーヒー
バンコクはエスプレッソ系のコーヒーを出す店が多いです。いろんな飲み方ができるので、気分に合わせてどうぞ。
Espresso(エスプレッソ)
エスプレッソ系コーヒーのベースである「エスプレッソ」は、れっきとした1つのメニューです。どでかいマシンにコーヒー粉を入れた器具をガッチャンとはめて、すごい音を出しながら出すコーヒーですね。ざっくり。
味は初めて飲む人だと驚くレベルで苦いです。ですが、コーヒー本来の味が楽しめるとされています。ぼくもたまに頼みます。
Americano(アメリカーノ)
エスプレッソにお湯を足して、ふつうのホットコーヒーみたいな濃さにしたやつです。アメリカンコーヒーとはまた違います。ややこしいので省略。
味はドリップしたコーヒーに似てますが、ちょっと違います。飲み比べてみるのも面白いかなと。
Long Black(ロングブラック)
ロングブラックもアメリカーノと同じく「エスプレッソ+お湯」です。
が、こちらは”お湯にエスプレッソを足す”メニューなので、厳密に言えば違います。ざっくり言えばアメリカーノもロングブラックも同じです。
味も似たようなもんですが、厳密に飲み比べると違います。このへんはマニアさんだけでよい気がする…。
Macchiato(マキアート)
エスプレッソに泡立てたホットミルクの泡だけを少し乗せたメニューです。いわばほとんどエスプレッソ。
なので、キャラメルマキアート(はーと)みたいなのを想像するとやられます。ガッツリ苦いです。
強いコーヒーの味を欲してるけど、ちょっとだけミルク感が欲しいときにおすすめ。
Cappuccino(カプチーノ)
エスプレッソにホットミルクとミルクの泡を乗せたメニューです。後述するラテより泡が多いので、コーヒー感が強い気がします。
サッとココアパウダーをかけてあるものもあり、ぼくはそのほうが好みです。
Latte(ラテ)
ラテもカプチーノと同じくホットミルクとその泡を乗せたメニューですが、泡じゃないミルクの割合が多いです。要はミルク感が強いです。
アメリカとイタリアで定義が違うらしくややこしいんですが、難しいことは省略。牛乳感のあるコーヒーが飲みたいなーと思ったときに頼めばOKです。
Piccolo(ピッコロ)
牛乳の少ないラテです。そろそろわけがわからなくなってきたんじゃないでしょうか。
個人の感想ですが、味は「カプチーノとマキアートの中間」って感じ。とはいえ、お店によって味がまあまあ違います。
日本のカフェではあまり出会わないので、気になる方はぜひ。
Flat White(フラットホワイト)
エスプレッソに温めたミルクを入れたものです。ラテと何がちゃうねんと思うかもしれませんが、ミルクの泡がないラテってイメージ。
味は濃いめのラテです。店によって味が違うので、違う店のラテやピッコロと一緒に出されたらわからない気がします。
続いてはドリップ系コーヒーを見ていきましょう。
ドリップ系コーヒー
ここからはドリップ系コーヒーを紹介します。これらを置いている店は”ガチ”の店なので、期待して大丈夫です。
Brewed coffee(ブリュードコーヒー)
専用のマシンで抽出したドリップコーヒーです。ヨーロッパだとバッチブリューと呼ぶこともあります。
要はスタバのドリップコーヒーです。あれは店員さんがドリップしてるわけじゃなく機械でやってますので…。味はドリップコーヒーです。
Pour over(ポアオーバー)
いわゆるハンドドリップコーヒーです。ふつうは紙のフィルターを使って、上からお湯を注いで抽出します。
味は淹れ方でまあまあ変わりますが、そこまで注文できるお店はないかなと。たぶん「そこまで言うならお客さんがやってくれよ」って言われます。
個人的に飲み慣れていることもあって、あるとついつい注文してしまうメニューです。
Filter coffee(フィルターコーヒー)
ポアオーバーと一緒です。呼び方が違うだけ。
たまーにこちらの呼び方で書いてあるメニューもあるので、念の為お伝えしました。
Cold Brew(コールドブリュー)
いわゆる水出しコーヒーです。が、厳密に言えば2種類の淹れ方があります。ややこしいので割愛。
味はすっきりしています。バンコクの暑さにぴったりな一杯。
Nitro Cold Brew(ナイトロコールドブリュー)
窒素を入れた水出しコーヒーです。ビールが出てくるみたいなタップから注がれるコーヒーは、黒ビールさながらの泡とクリーミーさがあります。
舌にまったり残りつつもすっきりした味でおいしいです。が、タイのお店はなんか違う感のあるナイトロコールドブリューを出すところもあるので、物好きな方だけどうぞ。
補足:Signature coffee(シグネチャーコーヒー)
バンコクのコーヒー屋さんには”Signature coffee”というメニューを置いているところもあります。Signatureとは「サイン」の意味で、要は店の看板メニューだぜってことです。
その店の味がわかる…と良いのですが激甘コーヒーなことが多いので、この記事を見てあなたの好みっぽいドリンクを選んだ方がよいかなと。
バンコクにもおいしいコーヒーはある。お気に入りのカフェを探してみては?
バンコクのおすすめコーヒー店を紹介しました。
とはいえ、これらはごく一部です。文中でも紹介しましたが、あなたの滞在している近くでロースターを探すのが一番かなと。
また、コーヒーの種類も実はもうちょっとあります。フレンチプレスやらエアロプレスやらサイフォンやらモカエキスプレスやら…キリがありません。
なので、ぜひ勇気を出してお店の人に聞いてみてください。タイはほほえみの国なので、初心者にもやさしくコーヒーを伝授してくれるはず。
この記事が、あなたのバンコクでのコーヒーライフを充実させる助けになれば幸いです。