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こんにちは。新卒でフリーランスになった黒田剛司(@ktsuyoc)です。
だんだんとサラリーマンの副業が解禁されつつあります。
ぼくの友人や知り合いが働いている会社でも、副業OKなところは多くなっている印象。なかには実際に副業をしている方もいます。
とはいえ、会社員が副業をするメリットって「副収入がある」以外にもあるのかな、と思ったわけです。
そこで今回は、
- サラリーマンが副業をするメリットとデメリット
- 会社側が副業を解禁するメリットとデメリット
の順に、サラリーマンの副業についてフリーランス目線で考えていきます。
サラリーマン目線で副業のメリットやデメリットを考えるのはもちろんのこと、会社側のことも考えておくと、パラレルワーカーとしてよりよい道を探れるはずです。
サラリーマンが副業をするメリット
最初に、サラリーマンが副業をするメリットを
- 収入源が増えて、メンタルの余裕が出る
- スキルや知識がついて、成長につながる
- 定年後の仕事にもなる
の順に紹介します。
収入源が増えて、メンタルの余裕が出る
副業のウマミって、何と言ってもこれなんじゃないかなと。シンプルな話ですが、いっぱい働くといっぱいお金がもらえます。
収入源が増えると、メンタルにも余裕が出ますよね。「会社がつぶれたとしてもオッケー(๑•̀ㅂ•́)و✧」みたいな。
お金を稼ぐことについてゲーム的に楽しめる方は、副業に向いてるんじゃないかなと思っています。
だって、会社って固定給のことが多いじゃないですか。収入が安定していることは魅力でもありますが、同時にハングリー精神をうばってしまうとも考えられます。
たとえ会社の給料が減ったとしても「副業で稼いでやるぜ!」と思うことができるのは、大きなメリットです。
スキルや知識がついて、成長につながる
会社でしている業務とは違うことを副業にすると、新しいスキルや知識がつきます。
すると、カンタンな話「レアな人」になれるんですよ。例えば、
- 経理ができて
- アンティークの輸入販売ができて
- バーテンダーもできる
みたいな人ってなかなかいないはずです。できればニーズも考えつつスキルを身につけたいところですが、まずは「本業以外のスキルを1つ身につけること」が優先なんじゃないかなと。
定年後の仕事にもなる
(定年ってなくなるんじゃないかな…という疑問はさておき)副業で事業を育てておくことで、定年後の仕事になります。
よくある話ですが、定年後に生活するためには「年金+10〜20万円」が必要です。(これまた、年金ってなくなるんじゃないかな…という疑問はさておき)
定年退職して「ハイ!それでは来月から頑張って1ヶ月10万円かせぎましょう〜!」という状態になるよりは、副業があったほうが何倍もラクなはず。
定年後に向けて貯金を…とか心配してチマチマ節約するよりも、じっくりと収入源をつくるほうが安定すると思うのは、ぼくがフリーランスだからでしょうか?
続いては、サラリーマンが副業をするデメリットについて考えていきます!
サラリーマンが副業をするデメリット
ここからは、サラリーマンが副業をするデメリットを
- 本業にかける時間が少なくなる
- やっぱり心身ともにハード
- 確定申告の手間が増える
の順に紹介します。
本業にかける時間が少なくなる
副業のために時間を使うとなると、本業にかける時間がすくなくなりやすいです。と、場合によっては会社での評価が下がったりすることもあるんじゃないかなと。
フリーランス的には「いろんなことができる人は優秀だ」と思うんですけどね。そうはいっても問屋がおろさないというやつで、会社的には「ちゃんと本業をしてくれよ!」と言いたいんじゃないでしょうか。
とはいえ、ゴルフや接待でも本業にかける時間は少なくなりますよね?とフリーランス的には反論したくなってしまいますが、いかがでしょうか…?
仕事って、実績をみて「いいな」と思わせることで取ってくるものですよね。本業に時間をかけていなくても、成果が出ていればいいんじゃないですかね。と、思うフリーランスなのでした。
やっぱり心身ともにハード
「本業+副業」というスタイルは、どう考えてもハードです。だって、本業で少なくとも8時間は働くじゃないですか。ちょっと計算してみると
- 本業で働く時間:8時間+昼休み1時間
- 会社までの移動時間(往復):1〜3時間
- 睡眠時間:7時間
- ごはんとかお風呂とか:最低でも3時間
となるのですが、この時点で20〜22時間くらいかかってるんですよ。
副業でかせぐのもラクじゃありません。ある程度の時間を投入する必要があるので、となるとやはり何かの時間をもっと削る必要があります。
勤務時間や移動時間はなかなか削りにくいですし、睡眠を削るのも…となると、ごはんやお風呂を猛スピードで済ますしかありませんよね。
と、ちょっと考えてみるだけでもハードさがわかります。
ひとまず「副業でお金を稼いでどうなりたいか」をかなり明確にしておくのがおすすめです。人間やっぱり目的がないと行動できないもんですよ。
例えば、飲み代が足りない!だとか、会社を作るための資金にする!だとか、なんでもいいんです。ハードでもやり遂げることができるような、目標設定をしてください。
確定申告の手間が増える
副業で稼ぐようになると、確定申告をしなければならなくなります。
確定申告とは、ざっくりいうと「この1年、私はこれくらい稼ぎました!」というのを税務署に伝える作業です。
稼いだお金の金額や、経費(交通費とか、仕入とか)などを計算しなければならず、毎年2〜3月になるとフリーランスが死亡する事件が後をたちません。
ぼくも例にもれず死亡する…かと思ったのですが、初年度は8ヶ月分だけだったのでなんとか耐えています。詳しくは「【2018年版】フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと&後悔したことをまとめる」をどうぞ。
副業をしている方であれば、2〜3月は「本業+副業+確定申告」というカーニバル状態になるはずです。意外と盲点ですが、これを忘れていると痛い目にあう気がしています。
まとめると、会社員が副業をするメリットは、
- 収入源が増えて、メンタルの余裕が出る
- スキルや知識がついて、成長につながる
- 定年後の仕事にもなる
の3つで、デメリットは
- 本業にかける時間が少なくなる
- やっぱり心身ともにハード
- 確定申告の手間が増える
の3つを紹介しました。ここまでで、副業をするウマミや大変さがお分かりいただけたかと思います。
実は、副業をするためにはもう1つ大切なことがあると思ってまして。それが「会社のメリットをきちんと考えること」です。
続いては、会社側が副業を解禁するメリットやデメリットについて考えていきます。
会社側が副業を解禁するメリットやデメリットは?
「会社側が副業を解禁するメリットってなにがあるんだろう…副業OKにしちゃうと社員が仕事しなくなるのでは…?」
と思ってる方もいるはず。
話は変わりますが、ビジネスの基本として「三方よし」という言葉がありまして。「売り手・買い手・世間」の3つがGOODな状態になっていないと、良いビジネスとは言えないよという意味です。
で、これを副業に当てはめると、
- 売り手:自分
- 買い手:副業を買ってくれる人たち(クライアント)
- 世間:本業の会社や家族など
です。いくらお金が欲しいから副業をしたいと言っても、本業として働いている会社の事情を考えることができていないと、うまくいかないんじゃないかなと。
というわけで、会社が副業をするメリットやデメリットをおさえます。一気に紹介すると、
【メリット】
- 社員にスキルがついて、会社に還元される
- 副業に時間をかけるために、会社での生産性が上がる
- 個人でビジネスできるレベルの、優秀な人材を採用できる
【デメリット】
- 会社の機密情報が漏れるかもしれない
- 会社の生産性が下がるかもしれない
- 副業での失敗が会社の評判につながってしまうこともある
です。
会社に通いながら副業ができる人って、シンプルに優秀なんですよね。
だって、先ほど計算したみたいに副業にかけられる時間はどうがんばっても少ないわけです。その少ない時間の中でしっかりと成果を残すことができるのって、優秀な証じゃないですか。
とはいえ、会社としては情報が漏れたり、社員が副業で失敗したことによって会社の評判が下がったり、みたいなリスクもあるわけです。
それでも、副業を解禁したいのは、社員にスキルがついて会社の生産性が上がったり、副業ができるレベルの優秀な社員を採用したりということを期待しているからです。(会社が社員の生活を保証できないから、という見方もありますが…)
コッソリやる副業なら、そこまで考えなくてOKかもしれません。しかしながら、会社が副業を解禁している状態で副業をやるとなると、このへんのメリットやデメリットも考えながらやるとよさそうです。
副業でガッツリ稼いで、そのスキルを会社でも活かしてキャリアアップ、なんてことができたら最高ですよね。
サラリーマンでも一人ひとりが独立していることが大切
ここまで、サラリーマンが副業をするメリットやデメリットを、サラリーマンと会社側の両方から考えてみました。
サラリーマン、というと「会社に雇われている」と思ってしまいますが、副業もちゃんと回せるような人って「心理的に独立しているサラリーマン」なんですよ。会社にぶら下がっているような人では副業なんてできるわけがありません。
ぼくは正社員として会社で働いたことはありませんが、それくらいはさすがにわかります。
サラリーマンでも、結果を出す人は独立したメンタルを持って日々を過ごしている人なんじゃないかなと思う今日このごろです。
これから副業をしていきたい方は「副業が続かない人へ。とにかく最初の1円を最速で稼げ」を参考にしてみてください。