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この世はいつの間にネットの情報を盲信する時代になったのか。

最近なにかと話題のウェブメディア「WELQ(ウェルク)」の話です。

ソースのわからない不確かな情報を、あたかも正しいかのように書くことはもちろんよくないことですよ。

ただ、ひと昔前にぼくらは(少なくとも20代前半くらいの世代は)「ネットの情報はうのみにしちゃいけないよ」ということを大人から言われていたはずです。

インターネットが便利になったことで忘れかけていましたが、いまいちど思い出す必要があるんでしょうね。そんなお話。

WELQ(ウェルク)ってなに?

ざっくりとだけ説明しておくと、医療メディアです。

「いくらなんでもざっくりすぎるだろ!」という人のために関連ツイートをのせておきますね。

要するに、人の生死にかかわる問題をでたらめな情報で取り扱っていることが問題となったメディアです。

もちろん、でたらめな記事は問題だけど

当然の話ではありますが、でたらめな記事を、しかも人の生死にかかわることを取り上げて書くのは、してはいけないことです。

なぜならそれを盲信して、最悪の場合であれば死に至る人が出てくるからです。

ただ、「このメディアの情報はまちがっている!」と四方八方から叩いて、メディア自体を閉鎖させれば解決…というわけでもないでしょう。

WELQを運営していたDeNAのキュレーションメディア事業が好調だったことは、16年度第2四半期の決算説明会資料を見ればわかります。

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出典:http://dena.com/jp/ir/library/presentation.html

つまるところ、キュレーションメディアはお金が儲かるのです。このグラフの通り、現状のやり方でぐんぐん売上がのびています。

儲かるところには2番手3番手が出てくる

やり方さえミスらなければ、いま問題になっているWELQのようなやり方で売上がのびるのです。

(補足しておくと、DeNAはWELQ以外にも大きなメディアをいくつかもっています。資料の中ではメディアごとの詳しい売上は不明でしたが、WELQも収益の柱のようです。)

売上がのびるということがある意味わかっているので、別の会社がコッソリとヘルスケアの領域でメディアをはじめる可能性があります。

ゆえに、WELQを叩いて仮に閉鎖させたとしても、問題が本当に解決したとはとても言い切れない状態なのです。

ネットの情報を盲信する時代はまだ早い

で、冒頭の話に戻ります。

人はネットの情報をいつの間にかうのみにするようになってしまいました。

検索エンジンが発達したからなのか(今回は検索エンジンのしくみにも問題がありましたが)、それとも便利で有益なコンテンツがネットにあふれているからなのか、はたまた他の理由なのか。

根本的な、これだ!という原因は、浅学のぼくには正直わかりません。

ただ、ネットの情報を盲信する時代はまだ早いのです。命にかかわることならなおさら。

あの時だれかが教えてくれた、「ネットの情報はうのみにしちゃいけないよ」という話は、まだまだ忘れてはいけませんね。