記事内に広告を含む場合があります。
ぼくが住んでいる金谷という地域で「アマチュア養蜂家(ようほうか)養成講座」なるものが開かれまして。
養蜂のなかでもメインイベントである、採蜜(さいみつ)を体験できるそうで。
「なんだよそれ…ぜったい楽しいやつじゃないか!」
ということで参加してきました。
わいわいしたミツバチに、ガラの悪いスズメバチに、リアルな虫たちの話までたっぷり聞けて大満足。
それでは行ってみましょう。
まずは座学でハチのあれこれを知る
いきなりハチミツをとりに行きたいところですが、まずはお勉強から。
- ミツバチのカラダのつくり
- 養蜂の歴史
- セイヨウミツバチとニホンミツバチの違い
といった、ミツバチ初心者でもわかりやすい解説が続きます。
「ハチの巣は若いハチと年よりのハチがバランスよく入っていることが重要です。会社みたいですね〜。」
だそうで。
ハチって社会性のある昆虫なんですね…!
ハチミツをとってみる
いよいよメインイベントのハチミツとりへ。
ちなみに今回のハチミツは、金谷にもともといたミツバチを集めて、金谷に咲いている花からとったもの。
環境があれば地域オリジナルのハチミツも作れるんですね。
さて、巣箱を上からパカっとあけて、ハチミツをいただいていきます。
このあたりからミツバチがワイワイしはじめました。
そりゃあ、
- 家(ハチの巣)
- 食料(ハチミツ)
- 子ども(ハチの子)
をガッツリもっていかれるんですから、当然ですよね。
防具はつけていますが、ここまでハチと近づいたことはないので緊張します。
動画で見ると、よくわかりますね。ブンブン。
てな感じで、ハチミツをいただきました。
ちなみに、作業後のハチの巣はこんな感じです。
半分くらいは巣を残して、ハチたちが冬を越せるようにしておきます。
とりたてのハチミツを実食レポート
いよいよメインディッシュ、実際にとったハチミツを食べます。
「とりたてのハチミツ」なんて、なかなか味わえません。くまのプーさんかよ。
太陽の光があたって、キラキラしていました。こんなに美しいハチミツを見たのは初めてです。
「ハチの巣ってそのままでも食べられるの?」
と思っていましたが、ふつうに食べられるとのこと。
石窯でピザ生地を焼いて、フォカッチャっぽくしたものにのせていきます。
こんな感じで焼けたものに、ハチミツを巣ごとのせて。超絶ゼイタクだ…!
ちなみにハチの巣は、それだけで食べるとクチの中に残りますが、パンとかといっしょなら残りません。ふしぎ。
ハチミツだけでなく、ハチの子も!
ハチの巣をとれば、そりゃハチの子もついてくるってもんです。
てなわけで、こちらもありがたくいただきます。命ですね。
バーナーであぶって食べましたが、サクサククリーミーでうまし。
余談ですが、とったハチの巣からもミツバチの赤ちゃんがどんどん生まれてきます。
ハネや毒針はやわらかくて、飛べない・刺せないだそうで。よちよち歩きがカワイイ。
この子たちは食べずに巣に戻します。がんばって一人前になるんだぞ。
昆虫食に興味があるかたは、こちらもあわせてどうぞ。
関連:昆虫には無限の可能性が…!「バグカナヤ〜虫と日本酒と私〜」を開催しました
ハチミツだって「昆虫食」だよ?
てな感じで、ハチミツを楽しくとって美味しくいただきました。
教えていただいた養蜂家のかたの言葉ですがハチミツだって昆虫食なんですよね。
「虫は気持ち悪いけど、ハチミツをかけたパンケーキは大好き」
というのは、なんだかふしぎなもんです。
何を食べて、何を食べないようにしているのか。
何を見て、何を見ないようにしているのか。
あくせく飛び回るミツバチを見て、そんなことを考えた1日でした。