最近、『インベスターZ』にハマっています。
創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。
入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。
各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。
彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。
それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!
学園モノの投資マンガ、とでも言いましょうか。ふつうにマンガとしておもしろいのはもちろん、株とか投資とかがわかりやすく理解できるのでオススメ。
そんな投資において、「リスク」という言葉はふだん使っている意味とはちょっと違っています。今回はそんなお話。
「リスク=キケン」なの?
それはリスクが高いね、と言われたときに「あっ、やめとこ」となるのがふつうでしょう。
リスクは直訳すると「危険」ですからね。リスクがあることは避けるのがお決まりごとですよね。
しかし、それは投資の世界ではちょっと違います。投資の世界でのリスクが意味するのは、値動きの上下の幅のことなのです。
値動きの上下の幅というのは、リターン(結果)が不確実ということを意味しています。
「ドッカーンと上がって儲かることもあれば、逆にドッカーンと下がって損することもある」という状態がリスクが高い状態なのです。
つまるところ、投資でいうリスクは不確実性のことを意味しています。
上がっているからリスクが低いわけではない
先ほどの話からすると、仮に値段があがっているとしても、それはリスクが低いこととは別です。
ここでのリスクは「動きの幅」を意味しているので、いまはイケイケでもどこかでドカンと下がる可能性があるのであれば、それはリスクが高いといえます。
いま上がっているからというだけで、そこに飛びつくのは得策とはいえません。下がるリスクがあるのか、検証して理解したうえで判断すべきでしょう。
投資の話にとどまらず、心にとめておきたいものですね。
リスクを上手に管理していくことが大切
ここで重要なのは、リスクは避けるものではなく、管理するものということです。
リスクを避けるだけでは、大きなリターンはえられません。しかし、リスクをとりっぱなしでも不安定です。
極端にいくのではなく、避けるべきリスクと取るべきリスクを見きわめることが大切でしょう。
できるだけアブナイ橋をわたりたくないのはだれでも同じです。
ただ、それが見返り(近道できる的なメリット)のある橋であれば、命綱をつけながらわたることも検討するといったぐあいです。
そんな話がマンガで学べてしまうので、ぜひ。