記事内に広告を含む場合があります。
~前回のおさらい~
ついに青ヶ島ゆきの船が出ます。
ゆれる船内で引き返すことへの不安を抱きながらも、なんとか青ヶ島に到着することができ、いったんは安心。
ひとまず宿で体制をととのえて、いざ青ヶ島観光!
階段でしょうか、いいえ壁でしょ
この日は島の内側をめざします。宿は島の外側にあるので、徒歩で内側まで行くことに。
まずは、島の総鎮守である「大里神社」に旅の安全祈願もこめて参拝します。
昨日、村の役場でもらった手書きの地図をたよりに、神社の入り口までたどりつきます。
ぼく「…ん?階段…だよな…(;^ω^)」
神社までの階段は傾きが壁並で、かつ玉石(玉のように丸く、角のとれた石)でつくられています。
もはや登らせる気がないんじゃいか?と思うくらいに登りづらい階段です。ああ、神よ。
なんとか上まで登り、旅の安全を祈願します。旅の安全を祈願するどころか、なんならすべって落ちるかと思いました。
人生最大級に落石注意
島の内部に行くまでには、注意しなければならないことがあります。
それは落石です。
本土でも山道だと「落石注意」と書かれた看板はありますが、実際に石が落ちていることは限りなくゼロではないのでしょうか。
はい、石。
青ヶ島では、石は余裕で道に落ちています。しかも、かなり大きい。こんなのがアタマに当たったら、冗談抜きでイチコロです。
普段「落石注意」の看板があってもなにも思わないのですが、さすがに落石そのものがあるので、なんとなく山側を避けながら歩きます。
大地と人のあたたかみ
落石にビビリながら進んでいくと、地熱ゾーンに入ります。
地熱で明らかに気温がほかよりもあたたかいので、「あっ、地熱ゾーン入ったな」と身体で大地のあたたかみを感じることができます。
そして、ここで今日のメインイベント「地熱料理」にさしかかります。
事前に昼食として宿のおばちゃんからいただいていた食材を、地熱釜とよばれる釜に入れます。すると、小一時間ほどで地熱料理ができあがります。
肝心のお味はというと、めっちゃおいしいです。地熱の効果なのか、ほっくりほくほくに仕上がって、塩をかけるだけで十分なごちそうへと変貌します。
ふれあいサウナで人のあたたかみにふれる
その後は地熱を利用したサウナ「ふれあいサウナ」へ。地熱を熱源にしているだけあって、床からなにから熱いです。
いい汗が出ます。というか、汗が止まらない…。
↑ 管理人のおばちゃんからほかの旅行者の裏話をたくさん教えていただきました。
浴室内はサウナだけではなく、湯船とシャワーもあります。
そして、サウナ内でいっしょになった大工のかたに、帰りは宿まで乗せていただきました。
実は、行きだけで3時間ほど歩いており、「乗ってきな!」と気前のよい一言は非常にありがたいお言葉です。
危険をおかしながらも神社にお祈りしただけありました。神よ…。
大地のあたたかみだけではなく、人のあたたかみにもふれた一日でしたとさ。