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Google日本語入力の意外と知らない使い方や便利機能を解説します

「タイピングのスピードを上げたい!でも、どれだけやってもこれ以上あがらない気がする…」

と思っている人向け。

タイピングスピードって、トレーニング以外の方法でもあがります。それはパソコンの設定を変えることです。たとえば、今回ご紹介するGoogle日本語入力を使うとか。

具体的に何をするかというと、Google日本語入力を使って打ち込む文字の数を減らすんです。「は?どういうこと?」と思った方はぜひ読み進めてください。

パソコンの設定というと難しく感じるかもしれませんが、概要を知るだけなら簡単です。まずはこの記事でGoogle日本語入力の便利さを感じてみてください!

Google日本語入力はIMEの1つです

IMEとはインプットメゾットエディター(Input Method Editor)の略で、カンタンに説明すると「文字を入力するためのソフト」です。

Windowsであれば「Microsoft IME」が、Macであれば「ことえり」が、パソコンを買ったときから入っています。

Windowsであればデスクトップの右下、Macであればデスクトップの右上に「A」とか「あ」みたいな四角いやつがあるはずです。

ぼくのパソコン(Mac)ならこんな感じ。この青いやつがGoogle日本語入力を使用しているときのアイコンです。

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このIMEがパソコンに入っているおかげで、ひらがなを漢字に変換できたりしているわけです。縁の下の力持ちというやつですね。

タイピングスピードとは「キーボードを打つスピード」ではない

タイピングスピード、というと「キーボードを打つスピード」というのが一般的かと思います。

しかし、よく考えてみるとキーボードを打つスピードと打ち込める文字数は必ずしも同じではありません。キーボードを打つスピードという意味でのタイピングスピードは、予測変換で入力できる文字数を考えていないのです。

要するに、タイピングスピードの早い人が、必ずしもたくさんの文字をスピーディに打てるわけではないのですよ。

(まあ、文字をたくさん打てる人はだいたいタイピングも早いんですが…)

キーボードを打つ速さを「物理的なタイピングスピード」、予測変換を含め入力できる文字数すべてを「理論的なタイピングスピード」とします。

すると、Google日本語入力でスピードアップできるのは、「理論的なタイピングスピード」のほうです。

MEMO

物理的なタイピングスピードを上げたいのであれば、寿司打がおすすめです。ゲームとしても楽しめるので、自然とタイピングスピードがあがります。
Flashタイピング 【寿司打 – SushiDA -】 – Neutral

理論的なタイピングスピードを上げるためには

理論的なタイピングスピードを上げるためには、以下の3つの要素が大切です。

  1. そもそも、予測変換が正しい
  2. 難しい単語も予測変換で出すことができる
  3. 特殊な文字もカンタンに入力できる

そしてGoogle日本語入力は、これらの3つの要素を十分にもったIMEです。

Googleの検索エンジンに入力された言葉を反映しているので、全く知らないアニメのタイトルも変換できたり網羅性が異常すぎる気はしますが…。

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さて、ここまでタイピングスピードを上げるには物理的な速さだけでなく、予測変換のかしこさも大切だと紹介しました。

「じゃあ、Google日本語入力はどれくらいかしこいの?」と思っている方に、以下ではGoogle日本語入力の便利なショートカットキーをお伝えします。

Google日本語入力の便利なショートカットキー

ここからは、Google日本語入力の魅力的なショートカットをご紹介します。

特殊な文字も、Google日本語入力にかかればショートカットキーでカンタンに入力できちゃうという。便利な設定もショートカットキーからできたりします。

それでは順番に見ていきましょう!

時間は「いま」「きょう」「ことし」で

Google日本語入力を使用した状態で、「いま」と入力するとこのように現在の時刻を打つことができます。
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そして、「きょう」と入力すると年と日付が。
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さらに、「ことし」と入力すると年が入力できます。
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「いま」「きょう」「ことし」のほかにも、

  • 「あした(あす)」
  • 「あさって(みょうごにち)」
  • 「しあさって」「きのう(さくじつ)」
  • 「おととい」
  • 「らいねん」
  • 「さらいねん」
  • 「きょねん(さくねん)」
  • 「おととし」

を変換することができます。未来も過去も自由自在(?)

西暦→和暦もカンタンに

「あれ?今年って平成なん年だっけ…?」と年に10回は悩むような人(ぼくですね…)でも、Google日本語入力であれば、西暦(4ケタのもの)を入力すれば和暦(年号のついたもの)へ直してくれるので問題なし。

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ちなみに逆もできます。が、西暦を忘れる人ってそんなにいないのでは…とか思ったり。

郵便番号から住所へ

郵便番号を入力すれば、Google日本語入力はそれを住所に直してくれます。

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必ずハイフン(ー)を入れる必要がありますので、ご注意ください。

矢印は「zh」「zj」「zk」「zl」

それぞれ、矢印(←↓↑→)を素早く入力するためのショートカットキーです。「やじるし」とか「みぎ」とか入力しなくてもよいので、意外と時短になります。

  • z + h →「←(左矢印)」
  • z + j →「↓(下矢印)」
  • z + k →「↑ (上矢印)」
  • z + l →「→ (右矢印)」

「z,」「z.」「z/」

点のたぐいは、これらのショートカットキーでカンタンに入力できます。

  • z + , →「‥(二点リーダ)」
  • z + . →「… (三点リーダ)」
  • z + / →「・(中点)」

「z[」「z]」「z−」

ついついスペースキーを連打して変換しがちなこれらも、カンタンに変換できます。

  • z + [ →「『(始め二重かぎ括弧)」
  • z + ] →「』(終わり二重かぎ括弧)」
  • z + – →「〜(波ダッシュ)」

こまんど→シークレットモード、サジェスト停止

「こまんど」でGoogleIMEの特殊コマンドを起動することができます。
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  • 【シークレットモードをオン】→学習機能、入力履歴サジェスト、ユーザ辞書を一時的にオフします
  • 【サジェスト機能の一時停止】→予測変換を一時停止することで、思わぬところでプライベートがバレないようにできます

Google日本語入力の遊び心あふれるショートカットキーたち

なんの役に立つのかはわかりませんが、Googleの遊び心で以下のようなショートカットキーも設定されています。

「おみくじ」

その名のとおり、今日の運勢を占うことができます。ちなみに、結果は本当に日によって変わります。

今日のぼくの運勢は大吉のようですね。やったぜ。
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「ふくわらい」

「ふくわらい」と入力するとランダムで顔文字が出てきます。用途は…なんでしょう。

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「げた」

「げた」と入力することで、げた記号を出すことができます。

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MEMO

げた記号は以下のようなときに使用されます。(wikiより) ま、マニアック…。

  • 存在しない活字の代替として
  • 文字コード上に存在しない文字の代替として
  • 判読不能文字の代替として
  • 伏せ字として

タイピングスピードを早くする環境をつくろう

タイピングスピードという言葉を耳にすると、どうしてもキーボードを打つスピードが早いことを想像してしまいますが、それだけではありません。

短時間の間に文字をたくさん入力するには、物理的なスピードを上げる以外にも環境をつくることも必要なのです。

Google日本語入力を入れることで、その環境がある程度ではありますが整います。

有料のものだとATOKなども評判はよいのですが、なにせ有料というのがネックです。

その点、Google日本語入力は無料ですし、変換も優秀なので選ばない手はないでしょう。

ちょっとした手間かもしれませんが、大きく違ってくるはずです。興味のある方はぜひ。

Google 日本語入力 – Google