地球の歩き方にはのってない!ミャンマーの田舎「パアン」が秘境すぎた

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ぶっちゃけミャンマーからタイまでの中継地点くらいにしか思ってなかったんですけどね。

ミャンマーと言うとヤンゴンやバガンなどが有名で、実際ぼくも「ヤンゴンとバガンで観光して、あとはタイに行こうかな…」と思ってたんです。

が、思わぬところで素晴らしい足止めをくらってしまいました。それが「パアン」という、ミャンマーの小さな田舎町です。発音としては「パ・アン」といった具合。

まさかミャンマー観光の大本命だとは思っていませんでしたが、パアン、いいですよ。

せっかくビザまで取ってミャンマーに行くのですから、パアンはぜひともおさえておきましょう。

地球の歩き方にはのっていない絶景・奇景を楽しむことができますよ。

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「パアン(Hpa An)」ってどこにあるの?

タイに国境を接している「カレン州」の州都がパアンです。州都は県庁所在地と同じ意味だと思ってもらえば大丈夫かと。

ヤンゴンからはバスで6時間ほど、タイとの国境の町ミャワディからは3時間半くらいで行くことができます。

なので「ヤンゴンからチェンマイまでの中継地点にばっちりじゃないか!」と滞在を決めたわけなのです。

すべては”Than Lwin Phar Guesthouse”に泊まったことがはじまりだった

ぶっちゃけ、パアンは田舎町です。

州都とはいえ、日本人から見たらただの田舎。なので、1泊だけして出ようと思っていました。

あのゲストハウスに泊まるまでは…。

”Than Lwin Phar Guesthouse”で伝統料理さがし

パアンで滞在したのは”Than Lwin Phar Guesthouse(サルウィン・パー・ゲストハウス)”というゲストハウスでした。

「安いし、ここでいいか。」くらいの気持ちで泊まったんですよね。中身もそれなりにキレイですし。

パアンでは、セイッチーカーヒンというミャンマーの伝統料理が食べられるレストランがあると聞いていたので、詳しい場所をフロントのお兄さんに尋ねます。

すると、「Sorry, I don’t know.Ask my brother.」と言われます。要するに「オレのブラザーが知ってるから聞いてくれ」と。

で、登場したブラザーが「こんにちは!日本人ですか!?」といきなりの日本語ですよ。おぉブラザー。

パアンで観光しないとブラザーがぶちぎれる

そしてセイッチーカーヒンは全然うまくないという情報をいただき、ダラダラ立ち話。

ブラザー「パアンにはいつまでいるんですか!?」

ぼく「明日までですね〜。」

ブラザー「パアンで観光しましたか?」

ぼく「いえ…ガイドブックにも山しかのっていませんでしたし…」

ブラザー「ハァ!?ダメですよ!!おもしろい場所いっぱいあるのに!!そんなのもったいないですよ!!」

そして、あれよあれよという間に追加の宿代をはらい、ツアー参加の手続きをします。

ちなみに、 Than Lwin Phar Guesthouse は1泊640円くらい、ツアーは1日みっちりまわって400円くらいです。安すぎか。

パアン(Hpa An)の絶景・奇景を一気に紹介

というわけで、ここからはザザーっとパアンの絶景・奇景を紹介していきます。

Kaw Ka Thaung Cave

Kaw Ka Thaung という名前の洞窟寺院です。

入り口では托鉢をするお坊さんの像が出迎えてくれます。こんなに寄進したらサイフがすっからかんでしょ…といらぬ心配をしてしまう。

洞窟の手前には公園?らしきスペースがあり、仏像やお祈りのための建物があります。

洞窟内にはいると、こちらにも仏像が。

まだまだ仏像。

洞窟の前で、店を広げているおじさん。なんだかよくわからないものばかりでしたが、「これなに?」って聞いても終始「(すまんなボウズ…)」という顔をされるばかりでした。英語が話せないっぽい。

付け焼き刃のビルマ語「タッポン(写真)?」で写真をとらせてもらいます。

まだ工事しているところも。その足場…大丈夫なのかな…?

寺院から出たところには、こんな池が。

なんだかそれっぽい岩もあります。

Kaw Ka Thaung Caveは田園にかこまれています。田舎のお寺って感じ。

ローカル?な機織り工房

村の中を進んで、ローカルっぽい機織り工房へ。

ローカルと判断した理由は、お土産を売りつけられなかった点です。その分、説明もゼロでしたがw

おばちゃんたちがニコニコしながら織物しているところを、ひたすらながめていました。

Sadan Cave

「ぜぇぇぇっったい行ったほうがいいですよ!」と、ゲストハウスのブラザーがオススメしていた Sadan Cave。

ミャンマー版ロンリープラネットにはしっかり1番目にのっていますが、ぼくの持っていった地球の歩き方には掲載なし…。

「なにこのガイドブック!?全然のってないじゃないですか!?」とブラザーぶち切れ。それもそのはず、こんな奇景がおがめるんですから。

宗教上、どの寺院でも裸足で歩く必要があるのですが、これが洞窟となるとなかなかハード。お遍路さんみたいな感じでしょうか。

こんなところによく寺なんか作ろうと思ったな…と感服するばかり。これを作った人、ほんとにすごい。

洞窟をぬけると、ボートのりばがあります。ここからはボート移動です。

のりばの手前では、見たことない魚を売っているおばちゃんが。「写真とっていいですか?」と聞くと逃げられちゃいました。

んで、こんなボートに5人くらいずつ乗って移動します。バランスを死守しないとドブ川にダイブしてしまうので、注意。

ゆらりゆらりとボートトリップです。旅情がありますね。

頭上スレスレの洞窟なんかも通ります。自然のアトラクション。

こんな感じの用水路?を通って、つかの間の船旅はおしまい。両サイドは田んぼです。

そのあとは砂利道をぐるっと歩いて入り口のあったところへ戻ります。

クツを持っていけと言われた(ジェスチャーだけど)のは、そういうことだったんですね。

Waterfall Village

お次は Waterfall Village です。直訳すると「滝の村」ですが、滝は見当たらず。乾季だったから…ということにしておきます。

東南アジアとは思えないほどキレイな水でした。子どもがザバザバ泳いでいましたし。

ちなみに、白い看板には「女性は泳がないで」と書かれています。外国人から見ればただの池ですが、ミャンマー人にとっては信仰の対象なのでしょう。

Mt.Zwe Ka Bin

パアンの霊峰 Mt.Zwe Ka Bin です。パアンのシンボルと言っても過言ではない山。

地球の歩き方には「ツウェカビン山」として掲載されています。

要するに「山」なのですが、切り立つ崖でかこまれた山頂はまさに奇景。

歩いて登ると3時間くらいかかるらしいので、登るかどうかは1ミリも悩まずに済みました。ふもとでフラフラすればじゅうぶんです。

一緒にツアーをまわっていたフランス人カップルは「明日はあの山頂に泊まるんだ〜」と言っていました。

なんでも、お坊さんと同じ施設に泊まることができるのだとか。なにそれ楽しそう。

ケーブルカーを作っていたので、それが完成したらまた来ようかな。

Kyauk Ka Latt (Kyauk Kalap)

奇岩と池のコントラストを楽しめる Kyauk Ka Latt。

カッカロットという発音だったので、一人で「ドラゴンボールかよ」とツッコんでました。実際、ワザの一つくらい身につきそうな景色です。

岩の近くではお坊さんがお祈りをしてくれます。

Kawt Gone Cave

そして、Kawt Gone Cave。

ここでは岩肌にはめこまれた仏龕(ぶつがん)を見ることができます。仏龕とは、仏様のお家みたいなやつのこと。

かなり上のほうまではめこまれているので、首が痛くなってきます。

また Kawt Gone Cave には野生のサルが住んでいます。人に慣れていて、向こうから近よってくるくらい。

エサやり禁止ではないので、ふれあいたい人はちょっとしたエサがあるといいかも。

とある観光客がバナナを一房(!)持ってきてて、サルがお祭り状態になってましたしw

Ya Thay Pyan Cave

パアンにある洞窟寺院の中でも最もハードだったのが、 Ya Thay Pyan Cave です。

当然、裸足で洞窟に入るわけですが、アップダウンが登山並みでした。キツすぎ。

その分、景色はよかったですね。いちいち絶景です。

仏像もちゃんとありますよ。たーくさんw

「なんでここに仏像を置いたの?」と聞きたくなりますが、それは無粋ってもんでしょう。

Bat Cave

最後は Bat Cave です。直訳すると「コウモリの洞窟」。

本当に全く情報がないまま観光したので、最初はなんのことやらわからなかったんですよ。

「いや、景色がいいのはわかった。けど、どのへんがコウモリなんだろ? ”Bat”ってコウモリ以外の意味あったっけ…?」

「ちゃんとパヤー(仏塔)もあるし、仏教施設っぽいんだけど、”Bat”ってマジなんのことなんだ…?」

で、サクッと20分くらいでまわって車に戻ると「午後6時まで待って」と言われます。

「オッケー」と返事をしたものの、全く納得していません。

なにを待ってるんだ。さっさと宿に戻ってミャンマービールを飲みたいと思っていたのに…。

………………キーッキーッキャッキャキャッキャ

午後6時ごろ、どこからともなく鳴き声が聞こえてきます。なんの鳴き声だろう。

……!!!!

「午後6時まで待って」と言われたのは、コウモリのことだったのです。

本当になにも知らないまま待っていたので「なんじゃコレ!?なんか出てきたぞ〜!!」とテンションはMAXに。

Bat Cave という名前の理由が答え合わせできた瞬間でもありました。いやぁ、まんまでしたねw

パアンで泊まるなら”Than Lwin Phar Guesthouse”がおすすめ

みっちり一日ツアーを楽しんで、ゲストハウスへ着くなり「どうでした!?おもしろかったでしょ!?」とブラザー。

パアンがこんなに楽しいとは思っていませんでした。いやぁ、一泊で通り過ぎなくてよかった!

宿やツアーの値段はピカイチに安く、しかもガッツリ楽しめます。せっかくミャンマーに行くなら押さえておくべきです。

それもこれも”Than Lwin Phar Guesthouse”で、たまたま泊まったからです。日本語を話すブラザーがいなかったら、なにも考えず素通りするところでした。

帰り際に、ブラザーと一枚。ミャンマーの噛みタバコ「キンマ」をもらったあとに撮ったので、口がモゴモゴしてますw

Than Lwin Phar Guesthouse は見た限りだと、全ての予約サイトに登録されていないというロックっぷりです。ブラザー…。

まあ、部屋はたくさんありましたし、予約しなくても大丈夫でしょう。ぼくも予約してませんでしたし。

さあ、チケットをとってミャンマーへ行こう

パアンが気になったかたは、ぜひミャンマーへどうぞ。人が優しくて、いい国ですよ。

一応、パアンには空港があるようなのですが、どの航空サイトを見てもチケットがありません。なので、素直にヤンゴンなどからバスで行きましょう。

日本からヤンゴンまでのチケットはスカイスキャナーで最安を検索するのがおすすめです。

ホテルやゲストハウスはAgoda.comで探すのが安くていい感じ。

個人で観光ビザをとるなら、こちらを参考にどうぞ。

関連:ミャンマーの観光ビザを個人で申請する方法をまとめてみた。

ミャンマーでは、まだまだ観光化されていない、ディープなアジアを楽しむことができますよ。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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黒田 剛司

福井県出身。千葉(金谷)在住。新卒でフリーランスになりました。物書きをしています。サイトも作ります。ブログ、メディア記事、サイト制作、企画、イベント運営などをやります。

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