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フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと&後悔したことをまとめる

「これからフリーランスになりたいけど、確定申告ってどうやってやればいいんだろう…。白色?青色?どっちがいいのかもわからない…。」

と悩んでいる方に向けた記事です。

ぼくはつい最近フリーランス1年目の確定申告を終えました。で、結論から言うと準備を中途半端にした結果ラストにツケがまわって大変でした…。

確定申告って、なんとなくわかっているようで、結局なにをしたらいいかわかってなかったんですよね。

そこで、この記事では確定申告について

  • 確定申告についてざっくりと紹介
  • ぼくがフリーランス1年目で青色申告を選んだ理由
  • フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと3つ
  • フリーランス1年目の確定申告で後悔したこと3つ

の順で、ぼくの経験談をお伝えします。

「確定申告ってなんだか難しそう…」と思うかもしれませんが、ポイントをおさえればハードルは高くありません。

まずはこの記事で、最低限やるべきことをおさえてもらえるとうれしいです!

確定申告についてざっくりと紹介

まずは確定申告について大まかにお伝えします。知っている方は飛ばしてください。

確定申告とはざっくり言えば「私が払う今年の税金はこれだけだよー」と税務署に教えて、税金を払うための手続きです。で、税金はどうやって出すのかと言いますと、

  1. 売上 ‐ 経費など = 所得 [→1年間で稼いだ額が出る]
  2. 所得 × 税率 = 払うべき税額

という感じです。むちゃくちゃざっくりですが。

で、確定申告には”色”があります。具体的には「白色」と「青色」の2つで、それぞれの違いは

  • 白色:出すべき書類が少なくカンタンだが、税金はそこまで安くならない
  • 青色:出すべき書類が多くて複雑だが、税金が安くなりやすい

という感じです。(これまたざっくりとですが…)

ネットを見ていると「1年目は白色でオッケー!」という意見もありますが、ぼくは青色で確定申告をしました。そして、この選択は正しかったなと思っています。

続いては、ぼくがフリーランス1年目で青色申告を選んだワケを紹介します。

ぼくがフリーランス1年目で青色申告を選んだ理由

ぼくがフリーランス1年目で青色申告を選んだ理由は、

  1. フリーランスとして生計を立てるつもりだった
  2. 65万円の控除が大きなメリットに感じた
  3. 簿記2級を持っていたので、簡単にできると思った

の3つです。以下で詳しくお伝えします。

1. フリーランスとして生計を立てるつもりだった

青色を選んだ理由の1つが、独立するときに「フリーランスとして生計を立てたい!」と思っていたことです。

実は、白色を選ぶべき人って”売上 ‐ 経費”が38万円以下の方なんですよね。38万円というのは、税金がかからない額(基礎控除)の上限です。

とはいえ、フリーランスでちゃんと生計を立てるとすれば、所得が38万円より下ってありえないので、ぼくは青色申告をすることに決めました。

2. 65万円の控除が大きなメリットに感じた

あらかじめ青色申告を選んでおくと、65万円の控除を受けることができます。ぼくの中で、これが大きな決め手でした。(65万円ってかなりデカイと思います)

ちなみに、この控除は白色申告にはありません。じゃあ青色でしょ!という流れです。

3. 簿記2級を持っていたので、簡単にできると思った

青色申告をするためには「複式簿記」というちょっとややこしいことをする必要があります。これを理由に青色申告をあきらめる方もいるそうな。

ですが、ぼくは簿記2級を持っていたので「そんなの余裕でしょ」と思っていたんです。複式簿記を勉強してましたし。

まあ、あとあと地獄を見ることになるわけですが、結果として青色申告を選んだのは正解でしたね。

ここまで、ぼくが青色申告を選んだ理由として

  1. フリーランスとして生計を立てるつもりだった
  2. 65万円の控除が大きなメリットに感じた
  3. 簿記2級を持っていたので、簡単にできると思った

の3つを説明しました。次は、ぼくが1年目の確定申告でやったことを紹介します。

フリーランス1年目の確定申告(青色)でやったこと3つ

ここからは、フリーランス1年目の確定申告(青色)でぼくがやったことを

  1. 開業届を出す
  2. ふるさと納税を利用する
  3. クラウド会計ソフトに売上と経費を入力する

の順に見ていきます。

1. 開業届を出す

フリーランスとして独立するときに、税務署へ行って”開業届”というものを出しました。カンタンに言うと、開業届とは「今から開業しますよ〜」という紙なのですが、ぶっちゃけ出さなくてもオッケーなんですね。

ただし、開業届とセットで「青色申告承認申請書」という、青色申告をするための紙を提出することができます。これが65万円の控除につながるわけです。

ゆえに、ぼくは開業届を出しました。なんとなく気合も入りますし(結構だいじ)、開業届は出しておくのがおすすめです。

2. ふるさと納税を利用する

フリーランスとして活動してきて「あれ?もしかして、所得けっこうあるんじゃないか…?」と思うタイミングがありました。10月にグッと収益が伸び始めてから、ありゃ?対策しないとヤバイぞと。

で、「ムダに税金を払いたくない&地方のおいしいものを食べたい」となり、ふるさと納税を使いました。

これまたざっくり説明すると、ふるさと納税とは地方の自治体に寄付をして、お礼がもらえる制度です。寄付した額によって、翌年に税金が戻ってきたり減額されたりします。

ぼくは楽天ふるさと納税を使いました。というのも、

  • 楽天ふるさと納税→楽天ポイント1%
  • 楽天カードを使う→楽天ポイント3%+α
  • 期間限定キャンペーン→ポイント還元最大10%

のように、楽天ポイントがたまりやすいんですよね。楽天カードとの合わせ技は他のふるさと納税サイトにはないメリットです。

ふるさと納税は1年じゅう受け付けているので、気になる方はチェックしてみてください。

3. クラウド会計ソフトに売上と経費を入力する

最後に最も大切なクラウド会計ソフトについて紹介します。これがないと、ぼくは確定申告を終えることができませんでした。

「もったいないし、Excelでやればいいじゃん。E-taxもあるし、イケるでしょ。」

と思っている方、あとで地獄を見るのでクラウド会計ソフトを使ってください。会計ソフトを使ったほうがお金も時間も節約できます。

ぼくはMFクラウド確定申告を使いました。ふだんからマネーフォワードでお金の出入りを管理しているので、連携がカンタンにできるんですよね。請求書の発行に制限がありますが、Misoca(みそか)という別のサービスを使っていたので問題ありませんでした。

まわりにいるフリーランスの方ではfreee(フリー)を使っている方も多いです。MF確定申告とfreeeの違いは、

  • MF確定申告:簿記の知識があれば入力しやすい。請求書の発行数に制限あり
  • freee:簿記の知識がなくてもOK。スマホからも入力できる。請求書を無制限に発行できる

という感じです。ざっくりですが…。

それぞれどんな方にオススメかというと、

MF確定申告がオススメの方
  • 簿記の知識があって、できれば帳簿のように入力したい人
  • ふだんからマネーフォワードを使っていて、スムーズに連携させたい人
  • 請求書は別の方法で発行しているので、制限は気にならない人
freeeがオススメの方
  • 簿記の知識はなく、確定申告ができればOKな人
  • スマートフォンからも会計の入力をしたい人
  • 請求書を無制限に発行したい人

です。どちらも無料で試してみることができるので、まずは両方さわってみてから考えるのもおすすめ。Web上で使えるので、MacでもWindowsでも問題ありません。

次は、フリーランス1年目の確定申告で後悔したことを紹介します。

フリーランス1年目の確定申告で後悔したこと3つ

ここからは、ぼくがフリーランス1年目の確定申告で後悔したことを

  1. 事業用のクレジットカード、口座を作っておくべきだった
  2. 国民年金はさっさとクレジットカード払いにしておくべきだった
  3. 早めに税理士などの専門家へ相談すべきだった

の順にお伝えします。この記事を読んでいるフリーランスの方は、ぼくの二の舞いにならないように祈っています…!

1. 事業用のクレジットカード、口座を作っておくべきだった

「事業用のクレジットカードとか口座とか、ぶっちゃけいらないでしょ」

と思っていましたが、あったほうが圧倒的にラクでしたね。確定申告のスピードが違います。

ぼくの場合、同じクレジットカードを個人でも事業でも使っていたので、ゴチャゴチャしてて分けるのに時間がかかりました。

ちなみに、これからフリーランスになる方は今のうちにクレカを作るべきですよ。というのもフリーランスになると、会社員のころよりも信用がなくなるからです。

そりゃあ、来月どれだけ稼ぐかわからないフリーランスよりも、安定して稼ぐ会社員のほうが信用できます。だからこそ、いま会社で働いているかたは、今のうちにクレジットカードを作っておきましょう。

「すでに会社で働いてないよ!」という方は、おとなしく楽天カードを作ってください。年会費無料で還元率も1%以上と高め、しかもフリーランスでも作りやすいカードは楽天カードのほかに見当たりません。

ぼくも独立してから楽天カードを作りました。(もっと言えば、ブランドはVISAにしておくべきでした。なぜJCBにしたんだ昔のぼくよ…)

2. 国民年金はさっさとクレジットカード払いにしておくべきだった

フリーランスになると、健康保険や年金は自分で支払わなければなりません。はじめのころは毎月コンビ二で払っていたのですが、途中でクレカ払いができることを知り、切り替えました。

年金はクレジットカードで払ったほうが、ポイントのぶんだけオトクです。まとめて払えばさらに安くなります。しかもコンビニまで行くこともありません。

国民年金のクレカ払いは独立してすぐに申し込んでおくべきでしたね…。

3. 早めに税理士などの専門家へ相談すべきだった

で、ここまでお伝えしてきてアレですが、ぼくは確定申告をするとき税務に詳しい方へ相談していたんですよね。具体的には書類のチェックなどをお願いしました。

が、正直なところ「もっと早く相談すべきだった…なんで自分で全部やろうとしたんだ…」というのが感想です。フリーランスとはいえ全て自分でやる必要はありません。頼れる人にお願いするのも大切です。

もし身近に税務の専門家がいないときは税理士ドットコムがおすすめです。独立したてのフリーランスにピッタリの税理士を紹介してくれます。

紹介料は無料で、自分と合わないと感じたら断ることも可能です。ぼくのように確定申告で悩んでしまう前に、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

確定申告をラクにするのは丁寧な準備です

ここまで、確定申告についてぼくがやったことと後悔したことをまとめました。結局のところ、確定申告をラクにするのは丁寧な準備。これにつきます。

おさらいすると、確定申告とは

  1. 売上 ‐ 経費など = 所得 [→1年間で稼いだ額が出る]
  2. 所得 × 税率 = 払うべき税額

という計算をして「税金をこれだけおさめますよ〜」と税務署に申告することです。

また、確定申告には2つの”色”があるとお伝えしました。それが、

  • 白色:出すべき書類が少なくカンタンだが、税金はそこまで安くならない
  • 青色:出すべき書類が多くて複雑だが、税金が安くなりやすい

です。

そして、ぼくはフリーランス1年目で「青色申告」を選んだわけですが、その理由は、

  1. フリーランスとして生計を立てるつもりだった
  2. 65万円の控除が大きなメリットに感じた
  3. 簿記2級を持っていたので、簡単にできると思った

の3つでした。青色はかんたんではありませんでしたが、65万円の控除はありがたかったです。来年も青色で申告します…!

そして、フリーランス1年目の確定申告(青色)でぼくがやったことを

  1. 開業届を出す
  2. ふるさと納税を利用する
  3. クラウド会計ソフトに売上と経費を入力する

の順に紹介しました。

最後に、フリーランス1年目の確定申告で後悔したことを

  1. 事業用のクレジットカード、口座を作っておくべきだった
  2. 国民年金はさっさとクレジットカード払いにしておくべきだった
  3. 早めに税理士などの専門家へ相談すべきだった

の順にお伝えしました。これを読んでいる方は、どうかぼくのようになりませんように…!

とりあえず、会計ソフトは絶対に使ってください!

「どれからしたらいいんだろう…」と思っている方は、まず会計ソフトを使ってみることからはじめていきましょう。

おすすめは「MF確定申告」か「freee」のどちらかで、

  • MF確定申告:簿記の知識があれば入力しやすい。請求書の発行数に制限あり
  • freee:簿記の知識がなくてもOK。スマホからも入力できる。請求書を無制限に発行できる

という違いがありました。また、それぞれオススメの方は以下の通りです。

MF確定申告がオススメの方
  • 簿記の知識があって、できれば帳簿のように入力したい人
  • ふだんからマネーフォワードを使っていて、スムーズに連携させたい人
  • 請求書は別の方法で発行しているので、制限は気にならない人

freeeがオススメの方
  • 簿記の知識はなく、確定申告ができればOKな人
  • スマートフォンからも会計の入力をしたい人
  • 請求書を無制限に発行したい人

それでは、これを読んだ方の確定申告がうまくいくことを願っています!