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新卒採用においてでも、中途採用においてでも、企業は「優秀な人」をほしがっています。当然の話ですよね。
新卒採用はポテンシャル採用とも言われますが、結局は企業が定める「優秀な人」にどれだけあっているか、という視点で採用をしているように思えます。
では、企業が定める「優秀な人」とはどんな人なのでしょうか?そして、それは学生のなかで定義されている「優秀な人」と同一のものなのでしょうか?
優秀ってふわふわとした言葉なので、おそらく人によって考えが違うんですよね。あなたは優秀ですか?と聞かれて迷いなくうなずける方は少なそうです。
優秀な学生、ってどんな人だ?
優秀な学生と言われると、どんな学生が思い浮かぶでしょうか。
大きく分けると、勉強とスポーツのどちらかが秀でていると「優秀な人」と定義されるでしょう。
これに加えて、起業していたり、芸術で賞をもらうような腕前だったりすると、優秀と言われることが多そうです。
目に見える成果が出ていることは、一つの優秀さの指標になるでしょうね。それに加えて、オリジナリティがあることも優秀さと関連していそうです。
コツコツ努力していても成果が出ない学生も、まじめな学生として一定の地位を獲得しますが、優秀とはいわない気がします。
優秀な会社員、ってどんな人だ?
優秀な会社員、と言われるとどのような人が思い浮かびますかね。
ぼくはまだ学生なので想像の域を出ませんが、学生以上に「成果を残しているか」というのは重要になってくるでしょうね。そして、「従順であること」もわりと大切な指標なのではないでしょうか。
会社の定めた目標に対してまっすぐに取り組んで、目標以上の成果を生み出す人が優秀と言われるのでしょう。
多くの会社の場合、学生とはちがってオリジナリティは悪のような気がしますね。必要以上に個性を出さない会社員が優秀と定義されているような印象です。
個性的ではあるが、個性を成果に反映させない、とでも言いましょうか。他の会社員となにかしらの形で差別化をはかりつつ、個性を出さないことが優秀であると言えそうです。
結局、だれが優秀なの?
結局、優秀さってなんなのでしょうか?一体だれが優秀なのでしょうか?
総理大臣なら優秀なのでしょうか?有名企業の代表なら優秀なのでしょうか?
おそらく、評価する人によって変わるのでしょう。あたりまえっちゃあたりまえですが、評価する人によって「優秀」の基準が違うのです。
学生の場合はまわりの友人もしくは教授や校外のエライ人(会社員的ではない人)が、会社員の場合は会社のエライ人が優秀さを定義します。
つまり、時と場合によって自分が優秀である場合もあれば、そうでない場合もあるのです。まれにどこでも優秀な人がいますが、レアケースです。
「この人スゴイ!」と思う人がまわりの人に評価されているとは限りません。その場合、その人はより評価される場所へ移動するのがよいのではないでしょうか。
一つの基準にとらわれていては、優秀な人を見逃すかもしれません。優秀の基準も時とともに変わりますからね。
一枚岩のような組織になることも大切ですが、そればかりではもろい組織になってしまうのではないでしょうか。