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読んだ本の冊数が増えることに、なんの価値もない理由

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「今月は本を◯冊よんだ!」と、読んだ本の数にこだわる人いますよね。

そうです、昔のぼくです。

どれだけ本を読んだか、どれだけの時間を読書に使ったかを数えるのが、楽しくてしょうがなかったんです。

でも、それってなんの意味もないんですよね。

今回はそんな話です。

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本のページ数にお金を払っているわけではない

あなたが本を購入するとき、本の何に対してお金を払っていると考えますか?

ページ数?本のカバー?それとも、読書家というステータス?

本の原価についての話ではなくて、「本の価値はどこにあるか」というのがポイント。

少なくとも、本のページ数にその価値はないんです。

ページ数が多かろうが、自分にとって価値のない本はあります。そんな本をいくら読んだところで、薬にも毒にもなりやしません。

重要なのは「情報」「思考」

よく考えると、本の価値ってその存在ではなくて、情報という形のないものにあるんですよね。

だからKindleなどの電子書籍が受け入れられているわけです。

関連:Kindleは本よりも読書に最適だったという事実。

そして、その情報をゲットしたときに起こる、自分の中での思考にも価値があります。

ぶ厚い専門書をわけもわからず読めばいいなんてことはなく、むしろ星新一ショートショートでしっかり考えたほうが、読書の効果は高いと言えるでしょう。

冊数が少なけりゃいいってもんでもない

読んだ本の冊数が少ないほどよいわけでもありません。

というのも、それはそれで自分に必要ない情報を見きわめることができていない可能性もあるからです。

小説や文学作品など、じっくりと世界にひたるための読書もよいですよ。

「本を読んだほうがいい!」と無条件にイエスを唱えることはどうなんでしょうか、というお話。

本から情報を得て、世界を広げよう

本は情報を得るもの、そして自分の思考・世界を広げるものです。

たくさん読むゲームではありません。大切なのは「その本を読んで、どんなことを考えたか」というところにあります。

やり方をちゃんと考えないと、読書は時間を浪費するだけの作業にもなりえます。

頭でっかちにならないためにも、柔軟な本の読み方をしたいものですね…!

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[随時更新]KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)のおすすめ本をご紹介。

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「KindleUnlimitedって制限なしで読めるらしいけど、どの本がおすすめなの?」

と思っているかたへ向けて書きました。

Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)、話題になることは少なくなりましたがまだまだ使っています。

月額980円でUnlimited対象の本が読み放題というのは非常にありがたい。

本屋に売っている新書、小説、マンガあたりなら、2冊よめば確実に元がとれるんですから。

ただし検索がしにくくて、おもしろい本を探すのが難しいんですよ。

「読みたくない本ばっかり無限にある…」

と思うのも無理ないレベル。

だからといって使わないのはもったいない!良い本もいっぱいあるんですよ?

というわけで今回は、KindleUnlimitedのなかでおすすめの本だけをまとめました。

良書をよりすぐって読めば、KindleUnlimitedは読書狂の強い味方になってくれますよ。

KindleUnlimitedで、良書を文字どおり「無限に」読みましょう。

※KindleUnlimitedのラインナップは予告なく変更されることがあります。読みたい本がなくなる前に楽しんでおきましょう。

>>KindleUnlimitedを使ってみる[30日間は無料]

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マンガ

意外にマンガが多いのが、KindleUnlimited。

マンガってボリュームがないわりに高いので、以前は食指が動かなかったのです。…無制限で読めるとなると話は別ですよね。

新ブラックジャックによろしく

ドラマにもなった医療マンガ「ブラックジャックによろしく」の新章です。

現代の医療について、マンガをから学べる良書。

臓器移植などの敏感な話題にも切り込んでいるので、現場の人が読むとどうなんだろう…と気になってしまう一冊。

限界集落(ギリギリ)温泉

限界集落をオタクの力で再生しよう!という内容のマンガ。田舎あるあるがそこかしこに散りばめられています。

  • 元ゲームクリエイターのホームレス
  • メンヘラのアイドル

など、出てくるキャラクターがいちいち濃い。

「限界集落」というヘビーな話題について、軽やかなタッチで描かれた社会派マンガです。

オンライン The Comic

もともとライトノベルだったものが、マンガになった作品です。

「郵便で届いたゲーム機。そして主人公は強制的にゲームへ参加させられ、プレイ中に死ぬと実世界の自分も死んでしまう…」

という、どっかで聞いたことがあるような設定。

それでいてしっかり読ませてくる内容なので、ゲーム好きは一読の価値あり。

中卒労働者からはじめる高校生活

ある事情で中卒のまま働いていた主人公が、妹といっしょに通信制の高校に入学したことからストーリーは始まります。

登場人物がそれぞれ事情をかかえていますが、それでも生きようとしていく姿を描いた人間ドラマ。

センシティブな内容を扱いつつも、どこかコメディ調で楽しく読めてしまう一冊です。

流されて八丈島~マンガ家、島にゆく~

八丈島をあつかった、珍しい4コマまんが。

作者のかたが実際に八丈島へ移住した体験記になっていて、リアルな話がモリモリつまっている本です。

これから八丈島に行きたい!と考えているかたは、ぜひ一読をおすすめします。

左利きのエレン

「天才になれなかったすべての人へーー。」

という書き出しではじまる、広告代理店のクリエイティブ職が題材になったマンガ。

ぶっちゃけると、絵があんまりうまくない(笑)

ですが、そんなことどうでもよくなるほどのストーリー展開で、いつの間にか2冊、3冊と読まされてしまいます。

全てUnlimited対象なので、登録してイッキ読みしちゃいましょう。

新書・ビジネス書

うさんくさい自己啓発書がどっさりある印象のKindleUnlimited。

ですが、ためになる新書・ビジネス書なんかもあるんですよ。

「これは!」と思った本だけを厳選して紹介します。

金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ: 永江一石のITマーケティング日記2013-2015 ビジネス編

月間100万PVの人気ブログ「永江一石のITマーケティング日記」の厳選エントリに追加のエントリが入ったビジネス本です。

売れる商品やサービスの「キモ」が独自の切り口でわかりやすく書かれていて、非常に参考になります。

マーケティング思考をつけたい人は読むべし。

仕事は楽しいかね?

小説のようなストーリー仕立てになっていますが、れっきとしたビジネス書です。

仕事に疲れていたサラリーマンは、空港でおじいさんに出会います。

おじいさんは、一般的な成功哲学をことごとく否定。その代わりに提案してきた内容とは…?

という導入で、ストーリーに引き込まれつつも学びもある本。

繰り返し読み返したくなる名著といってよいでしょう。

なお、続編の「仕事は楽しいかね?2」「仕事は楽しいかね?《最終講義》 」もUnlimited対象です。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~

日々の生活で見かけるような、身近な疑問から会計学をひもといていく一冊。

専門用語をできるだけ使わずに、カンタンかつポイントをしぼって書かれています。

サラサラ〜っと読めてしまう、あくまで会計への足がかり的な本です。

「会計」にニガテ意識をもっている人こそ読むべし。

お金持ちの教科書

「お金持ち…?アヤシイな…」

と思ったのですが、読んでみるとめちゃくちゃリアルなんです。それもそのはず実際のお金持ちへのインタビューから書かれた本で、

自分の目で確かめる。これは多くのお金持ちに共通のポリシーだ。自分の目で確かめ、自分で定めた基準に合わないと絶対にモノを買わない、というタイプの人がかなり多い。

のような、お金持ちに共通するポイントが解説されています。

お金持ちになりたい人はもちろん、今よりラクにお金をかせぎたい人も必読。

続編の「大金持ちの教科書」もこれまた参考になりまくりなので、ぜひ。こちらもUnlimited対象です。

広告コピーってこう書くんだ!読本

ブログもそうなのですが、人になにかを伝えることをしているかたは必読。

「そうだ、京都行こう」

など、ふだんなにげなく見ているフレーズがかなり作り込まれていたことがわかります。

ビジネス書ですが読みやすさもバツグンで、コピーライターのすごさを肌で感じられる一冊です。

小説

KindleUnlimitedには小説だってあるんです。

ここからは、Unlimited対象のおすすめ小説を紹介します。

拝金

ホリエモンこと堀江貴文氏が描いた、ライブドア事件を題材にしている小説。

ジェットコースターみたいなストーリー展開で、ページをめくる手が止まりません。

一応はフィクション小説ですが、「どこまでがフィクションなんだろう…」とつい考えてしまいます。

ちいさな王子

いわゆる「星の王子さま」です。

第二次世界大戦のころの様々な社会批判や風刺が込められていて、童話ですが大人でも十分に楽しめます。

ファンタジーで、かつ考えさせられる名作。

珍夜特急シリーズ

あの名シリーズ「深夜特急」のパロディ…っぽいですが、意外におもしろいんです。

ユーラシア大陸をバイクで横断するという、なんともクレージーな旅の話で、ネタの引き出しが豊富すぎる。

バックパックを一つ持って、無性に旅へ出たくなるような一冊です。

ハリーポッターシリーズ

新作の「ファンタスティックビースト」が映画として公開されたハリーポッターシリーズですが、実はKindleUnlimitedに入っています。

映画で見ると出てくるキャラクターが多すぎてどれが敵なのかわからなくなりますが、本だとちゃんとストーリーを置いながら読めますよ。

個人的に映画よりも小説のほうがおすすめなので、まだ読んだことがないかたはぜひ。

雑誌

ラインナップが意外に豪華なのが、雑誌です。

Kindle Unlimitedでバックナンバーまで読めてしまうのはありがたい。

雑誌はKindle端末で読みにくい(というか、読めない…)ので、パソコンで読んでいるのですが、iPadほしくなりますね…。困った…。

Tarzan(ターザン)

トレーニングや栄養をあつかった雑誌「Tarzan(ターザン)」。

見たところ、直近のバックナンバー何冊かがUnlimited対象になっているようですね。

ムキムキボディになりたいかたはもちろん、健康的なカラダづくりをしたいかたにもおすすめ。

WIRED(ワイアード)

「WIRED(ワイアード)」は、最先端のテクノロジーやカルチャー、生活、社会をあつかっている雑誌です。

Webメディアもあるので、名前は聞いたことがあるかも。

最新鋭すぎて「(ちょ…ちょっと何を言っているのかわからない…)」というときもあるのですが、新しいもの好きにはオススメの一冊。

Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)

暮らしをテーマにした、モダンでシャレオツな雑誌がこちらの「Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)」。

建築やインテリアが好きなかたは、ズッポリはまりそう。

「そこまでこだわりだすと、絶対に抜け出せないやつだぁぁ…」

というところまで掘り下げた特集も多く、要するに油断するとよくない雑誌です。

月刊MdN

デザインをはじめとしたクリエイティブなものをあつかった雑誌が、こちらの「月刊MdN」。

これもまた、特集がマニアックでおもしろいんですよ…。

「絶対フォント感を身につける。[明朝体編]」「大相撲の美ーーデザイン視点で相撲を知る」など、胸焼けすること間違いなし。

これがUnlimitedで読めるとは、キンドルもなかなか攻めていますね…!

Pen

メンズ向けのライフスタイル雑誌が「Pen(ペン)」です。

その内容は

  • アート
  • デザイン
  • ファッション
  • 旅行

など、月によってさまざま。

毎号ぜったいに買う、というよりはキンドルアンリミテッドでつまみ食いするのがベストかなと。

MONOQLO(モノクロ)

  • 安くて良いモノ大賞
  • スティック掃除機10製品テスト
  • ビジネス書 最強ランキングBEST30

など、買いもの欲をくすぐる内容の「MONOQLO(モノクロ)」。

「身の回りのものにはこだわりたい!けど、商品を全部くらべるのはムリ…」

と思っているかたは、MONOQLOを読むと幸せになれます。

Unlimitedで良書を「無限に」読書しよう

というわけで、KindleUnlimitedではマンガから小説、雑誌にわたるまで様々な本を、無制限に楽しむことができるんです。

それでいて、月額980円というお値段。読書好きにはたまらないサービスですね!

好みの本を見つけにくいのがたまにキズなのですが、予想外の掘り出しものがあったりするのはうれしいところ。

はじめの30日間はタダなので、

「登録したらお金を払わないといけないんでしょ?イヤだよ!」

というかたでも、試しで登録できますよ。

※KindleUnlimitedのラインナップは予告なく変更されることがあります。読みたい本がなくなる前に楽しんでおきましょう。
>KindleUnlimitedを使ってみる

電子書籍ならKindleがおすすめ

タブレット・スマホでもアプリを入れるとKindle本を読めますが、思いのほかツライものです。

ディスプレイをガッツリ見つづけるのがしんどいんですよね。

さらっと読める雑誌とかなら大丈夫ですが、どっぷりとマンガや小説を読むとなれば話は変わってきます。

Kindle端末であれば、紙の本に似た質感で読書を楽しむことができますよ。この機会にどうぞ。

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もったいないから捨てられない病を治すおくすり「人生がときめく片づけの魔法」

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引っ越しの準備を進めていまして。家具とか服とか本とか、家にあるものをかたっぱしから片づけています。

で、迷うわけですよ。「これは捨ててしまってよいものだろうか…」と。

ぼくは迷ったものは取っておいてもだいたい使わないから捨てるという潔いスタイルをつらぬいているつもりですが、それでも迷うのが人間です。

そんな優柔不断になってしまうときに役立ったのが、「人生がときめく片づけの魔法」です。

ひとむかし前にベストセラーになった本で、一度片づけたら、二度と散らからない方法が書いてありました。

捨てることに関してだけ雑に要約してしまうと「ときめかないものは捨てろ」ってことです。で、逆に言えば「ときめくものだけ残す」というわけです。

捨てるのはもったいないなぁ…と思って結局なにも捨てられない人はぜひ一読をすすめます。

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ときめき=自分にとって価値がある

はじめにぶっちゃけておきますが、「ときめき」とか「魔法」とかのワードが入った本って反射的に避けてしまいます。

なんというか、スピリチュアルっぽい言葉じゃないですか。

それでも「まぁ、ベストセラーだったしいいこと書いてあるかもな…」と思いながら読んでわかりました。

この本で言っている〈ときめき〉というのは、〈自分にとって価値がある〉ことと同じ意味だったんです。

「価値とは何か」みたいな迷宮に人々が入ることを避けて、あえて「ときめき」を言葉として選んだのかなと。

モノの役割はいつまで?を考える

片づけって非常にパーソナルで、かつ感情的なことだというのが、ちょっと部屋を片づけてみるとわかります。

「ときめきとか感情論でしょ。片付けは論理的にやるべきだよな。」と思っていたのですが、片づけ自体が感情論で進みます。

思い出の品とかその最たるもので、他人から見たらガラクタなのに絶対に捨てられないものの1つや2つ出てきますよ。

そうなるとやっかいなのが、ときめかないのに捨てられないモノです。ただ、これは理性で解決していきます。

モノが果たしてくれた役割にきちんと向き合い、感謝して手放してあげることで、初めてモノとの関係に「片をつける」ことができたといえます。

そのモノにどんな役割があったのかを考えてみると、ときめかないものは捨てることができます。

実際、思い出品はいくつかそれで捨てることができました。確かに役割はもう終わってましたし。

本当に大切なモノは何か

日本には昔から「もったいない」という精神がありますよね。

これ自体はすばらしい文化ですが、同時にモノを捨てられない言い訳にもなっています。

ただ、今回いろんなモノを整理していて感じたのがモノを捨てないのももったいないということです。

モノがあることで滞ってしまうこと、モノがなくなることで新しく入ってくることが確かにあります。

部屋に机がひとつだけあるみたいな行き過ぎたミニマリストもアレですが、もう少しミニマムがちょうどいいかもな、と考えさせられた一冊でした。

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2016年に読んだ本から「これは!」というものを10冊ほど

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2016年は、これまで生きてきたなかで一番たくさんの本を読んだ年と言って間違いないでしょう。

その主な要因はマンガを読むようになったことなのですが、活字の本もそれなりに読んでいました。

マンガは1日1冊以上、活字の本は月に7〜10冊くらいな気がしています。だいたいですが。

今回は、今年読んだ本の中で「これは!」と思ったものを紹介していきます。

まず活字の本を紹介して、その次にマンガを紹介していきますね。

10冊紹介するという便宜上、1〜10の番号をふっています。「1が一番おもしろくて、10はそうでもない」ということではないので安心(?)してください。

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1.『影響力の武器』 ロバート・B・チャルディーニ

まずは学術書・ビジネス書から。

『影響力の武器』は、人間の心理およびその弱みを利用しようとする”仕掛け”について書いた、古くからある名著です。

車のセールスマンがどのようにして人に車を(できるだけ利益が出るように)買わせるかとか、お店はどのようにして広告を打って人に興味をもたせるかといった、どちらかというと身近な例が書かれているので、共感しやすい内容になっています。

かなりぶ厚い本なのですが、心理学に興味があるかたはぜひじっくり読んでみてください。

補足ですが、市場における人間心理に興味があるのであれば、ダン・アリエリーの『予想どおりに不合理』とかもおすすめです。

2.『悩みどころと逃げどころ』 ちきりん、梅原大吾

カリスマ社会派ブロガーであるちきりんさんと、世界一のプロゲーマ梅原さんの対談本。

それぞれトップクラスにいる人ではありますが、そこまでの登りつめかたが正反対であるだけに、意見が真っ向から対立する場面もしばしば。

トップになるための方法論がちまたにあふれる中で、「決まりきった方法などないのだ」といわれているような気分になります。

両者とも本質をガッチリとらえながら話しているので、非常に考えさせられる一冊です。

関連:とことんやった経験がない人はヤバイかもしれない。

3.『未来に先回りする思考法』 佐藤 航陽

端的に言えば、社会が変化するパターンを見抜くための思考プロセスを体系化した本、とでもいいましょうか。

「努力して圧倒的成長!」みたいなビジネス書とはひと味ちがった、ロジカルで納得感のある本です。

ただし、ここにある方法を理解したところで、未来を完全に予測することは不可能でしょう。

偶然に左右されない部分をどのようにして認識していくか、という点では参考になります。

4.『黒冷水』 羽田圭介

ここからは小説をご紹介。

『黒冷水』は、『スクラップアンドビルド』で芥川賞を受賞した羽田圭介さんのデビュー作です。

これを…デビュー作で…書くのかよ…!?と思ってしまうような筆力で、どす黒い人間の側面を描いています。

しかも、当時17歳。まじか。

スピード感みなぎる怒涛の展開は、息をするのを忘れるほどです。一度読みはじめたらページをめくる手が止まらなくなります。

5.『羊と鋼の森』 宮下奈都

こちらは本屋大賞を受賞した、宮下奈都さんの作品。

福井県出身で、しかも高校の先輩です。お会いしたことはありませんが、なんだか誇らしい。

そんなひいき目を抜きにしても、すばらしい内容なんです。

調律師というめずらしい職業を題材にしたストーリーで、本を読んでいるはずなのになぜか音が聞こえてくるような文章。

予備知識がいっさいなくても、一瞬でその世界に引き込まれてしまいます。

関連:才能がないと悩むなら、本屋大賞『羊と鋼の森』は必読の小説

6.『砂の王国 上・下』 荻原浩

証券会社をリストラされ、妻には離婚され、しかもホームレスになった男性が、新興宗教をつくって一発逆転をねらうというお話。

ビジネス的な視点が物語のいたるところに散りばめられているのが、個人的にツボです。

マーケティングを利用した宗教活動って、やってるところはやってるんじゃないかな、とか考えたり考えなかったり。

長編小説なのですが、一気読みしてしまうほどのおもしろさ。おすすめです。

7.『コンビニ人間』 村田沙耶香

人間、ひいては社会の異常性にもスポットをあててるんじゃないかな…とも思える、芥川賞受賞の作品です。

さすがは芥川賞といいますか、圧倒的なまでの表現力で人間や社会の矛盾点を、どこか軽やかに描いています。

普通とは何なのか、異常であることは病気なのか、そんなことを考えずにはいられなくなる小説です。

息を呑む怒涛のラストは必見。

関連:普通とはなんなのか。『コンビニ人間』の圧倒的な描写力にひれ伏した

8.『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』 押見 修造

ここからはマンガ編です。

『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は、きつ音で自分の名前をちゃんと言うことができない主人公が、不器用ながらも高校生活を送っていくというストーリーです。

ただし、きつ音がメインのマンガではなく、「不自由であること」に対する人間の普遍的な心理がメインで描写されています。

1巻完結なので、サクッと読めてしまうのもポイントです。

9.『BLOODY MONDAY』 龍門諒、恵広史

ドラマ化されたことすらかなり前ですが、実は今年はじめてマンガを読みました。

ブラッディ・マンデイ(血の月曜日)をキーワードに、高校生ハッカーである主人公がテロリストとくり広げる頭脳戦。

最後の最後まで犯人がわからない、どんでん返しに次ぐどんでん返しのノンストップサスペンスです。

10.『中卒労働者から始める高校生活』 佐々木ミノル

一応、青春ラブコメらしいのですが、人間ドラマ的なところがかなりおもしろかったです。

舞台は定時制高校、中卒のまま工場で働いていた主人公をはじめとして、様々な境遇のキャラクターが高校生活を送っていきます。

絵は萌え系っぽい感じですが、人間模様やそれぞれの関係性がリアルで、いろいろと考えさせられるマンガです。

テーマとしては非常に真面目なところをいっているので、表紙のイラストに抵抗があるかたもお試しあれ。

時間のある年末年始にぜひ

ということで、今年おもしろかった本を10冊ご紹介しました。

年末年始はヒマだ…というかたは、ぜひ試しに読んでみてください。

来年もいい本に巡り会えますように…!

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大学生は時間の使い方がうまくならないと言い切れる理由

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ぼくも大学生なので、盛大なブーメランをくらっているのですがw

大学生の時間の使い方というのは、おせじにもうまくはありません。

ただ、時間の使い方がうまいかどうかは生まれつきの才能ではなく、環境によって決まります。

要するに、大学生は大学生であるがために、時間の使い方がヘタで、またうまくなることもないのです。

今回は、そんなお話です。自分で書いてて耳がイタイんですが…。

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大学生は時間が無限にある?

そんなことはなく、ちゃんと時間に限りはあるのですが。

その自由さからか、ほとんどの大学生はあたかも時間が無限であるかのように錯覚してしまいます。

そして、テスト前などで時間がなくなってくると、突然バタバタとしだすのです。あぁ、耳がイタイ。

「あれだけ時間があったのになんでこんなに忙しいの!?」というパターンになることが、非常に多いんですよね。

違います。あれだけ時間があったからこそ、こんなに忙しくなっているのですよ。

大学生は時間の使い方がうまくならないのは、時間が豊富にあるからなのです。

時間は制限されるからこそ、使い方がうまくなる

ちきりん本「自分の時間を取り戻そう」では、このように記されています。

お金にしろ時間にしろ、インプットできる資源は有限なので、永久にインプットを増やし続けることはできません。だからインプットを増やすことでしか成果を上げられない人は、どこかで行き詰まってしまうのです。

インプットを増やし続ける、つまり時間をかけまくることで成果を生み出しているようでは、絶対にどこかで行きづまるのです。

時間をかけることでやっと追いついていた人は、それ以上の成果を求められるといっぱいいっぱいになってしまいます。

そして、本のなかでは日本の農業をひきあいにして、時間の使い方、つまり生産性を高める方法について書いていますね。

戦後、日本で高度成長がおこると、地方の若者は高い給与や便利な生活に憧れ、次々と都会に移り住み始めます。これにより地方の農業は、担い手不足という深刻な問題に直面しました。こうして人手というインプットが容易に増やせなくなると、日本の農家も「人手が増えなくても成果を挙げられる方法」を真剣に考え始めます。

お金や時間、人などの資源が足りなくなったからこそ、その資源の使い方がうまくなるというわけなのです。

あえて、時間を制限してみる

大学生のように、簡単に時間が増やせてしまう状況では、時間の使い方がうまくなりようがないのです。

使えば使うだけ時間があるように見えているうちは、いくらやっても時間が足りなくなっていきます。

逆説的かもしれませんが、実際に自分がどうなのかを考えてみればそれは明らかなことでしょう。

そこで必要なのが「あえて、時間を制限する」ということです。

これをしないことには、いつまでたっても時間が足りないオチから抜け出すことができません。

ちきりん本「自分の時間を取り戻そう」では、具体的な方法にも言及されているので、ぜひ読んでみてください。良書です。

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普通とはなんなのか。『コンビニ人間』の圧倒的な描写力にひれ伏した

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コンビニ人間』おもしろかったですね。

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。

タイトルを見たときは「なんか俗っぽい小説なのかな…」と思いましたが、いざページをめくってみるとかなりエッジの効いた作品でした。

作家さんが書いているんですから当たり前なのかもしれませんが、描写力が半端じゃないんです。ラストシーンは、あまりの勢いにいつの間にか息を止めて読んでいました。

間違いなく名作です。

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正常じゃない主人公への同調圧力

子どものころから周りとは異なった感性を持っていた主人公。

死んだ鳥を発見したときに、周りが「埋めてお墓を作ろう」と言うのに対して、主人公は「持って帰って焼き鳥にしよう」と言います。

クラスメイトがケンカをしていて「誰か止めて!」と悲鳴があがったときには、主人公は「そうか、止めるのか」とスコップで頭をなぐってケンカを止めるのです。

当然そんな主人公は、「正常じゃない」と家族に心配されてしまいます。

「どうすれば『治る』のかしらね」
 母と父が相談しているのを聞き、自分は何かを修正しなければならないのだなあ、と思ったのを覚えている。

コンビニでだけは正常でいられる

そのまま『治らず』に大人になった主人公は、アルバイトをしているコンビニだけでは唯一「正常」でいられることに気づきます。

コンビニのマニュアルは、主人公にとっては正常であるためのマニュアルでもあったのです。

そのとき、私は、初めて、世界の部品になることができたのだった。私は、今、自分が生まれたと思った。世界の正常な部品としての私が、この日、確かに誕生したのだった。

著者自身もコンビニでアルバイトをしており、もしかしたら自分のことを主人公に投影しているのかも…と考えながら読んでいました。

コンビニ人間の誕生と崩壊

そして、主人公はコンビニのアルバイトのために生きていくようになります。コンビニバイトのために、前日からコンディションを整えるという徹底ぶり。ストイックすぎ。

あるとき、そんなコンビニに白羽さんというアルバイトがやってきます。

そこから、主人公のまわりの正常と思っていた世界が崩れはじめ、物語は佳境に…。

ラスト数ページはすごい筆力で、いつの間にか息を止めて読んでいましたね。読み終えた瞬間に思わず「ぶはぁ」と息つぎしてしまいました。

結局、誰が「正常」なのか

『コンビニ人間』には、あたかも主人公が異常であるように描かれています。実際、現実世界でも主人公のような人は異常だと思われることでしょう。

ただ、それは正常な世界があるという話ではなく、大多数がいるほうがその瞬間の正常というだけなのです。

そして、そんな正常に合わせることが「治る」ということなのでしょう。

皆が不思議がる部分を、自分の人生から消去していく。それが治るということなのかもしれない。

普通とは何か、正常な人とは誰なのか、そんなことを考えさせられる名作でした。

補足:著者の村田沙耶香さんがいい感じにクレイジー

今年度の芥川賞を『コンビニ人間』で受賞した、作者の村田沙耶香さんは作家さん界隈で「クレイジー沙耶香」と呼ばれているそうで。

Twitterをのぞいてみたところいい感じにクレイジーでした。

『コンビニ人間』以外の作品も読んでみたくなる、不思議な作家さんです。

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『忘却の整理学』に学ぶ、忘れるというライフハック

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ぼくって結構わすれっぽいんですよね。

「あのときお前はこんなこと言ってたじゃないか!」と周りの人に言われることもあるのですが、たいていの場合は覚えていません。んで、なんで覚えてないんだよ!とキレ気味で怒られます。

覚えてないものはしょうがないだろと思うのですが…。

一般的に、覚える能力が高い人はすばらしい、そして忘れることは悪いことだといわれます。

そんな世間にのっけから疑問を呈する本が、『忘却の整理学』です。

忘れてもよい。忘れっぽくても、よい頭はよい頭である。それどころか、新しいことを考えるには忘却の助けが必要である。

ひと昔前に流行った『思考の整理学』の続編なのですが、なんともハッとさせられる内容でした。

タイトルの硬さとはうらはらに中身はエッセイ調なので、とくに力を入れなくても読めてしまいます。

忘れることに罪悪感がある人には、とくに読むべし。

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ものを覚え続けることは、息を吸い続けるようなもの

ものを覚えることと、忘れることはセットで考える必要がある、と筆者は論じています。

つまり、「覚えて、忘れる」という一連の動作で1セットなのです。

さらに正確に言えば、「忘れてから、覚える」という順序になります。

まず忘れることでアタマの中をキレイにして、それから新しい知識を入れるのがよいと筆者は述べているのです。

勉強したら休み時間をとる、のでは順序が逆で、まず休んで、頭の中をきれいに、いくらかハングリーの状態にしておいてから勉強にする。おいしい勉強なんてあるものではないが、ハングリーなら、まずいものは少なくなる。ハングリーになるにいは腹にたまっているものを排泄すること、つまり、忘却をはたらかすことが不可欠である。

そうなると。まず忘却、そして記憶、忘却してから記憶という順序になる。つねに、忘却が先行しているのが望ましい。人間はながい間、まず、とり入れてひと休み、余計なものを捨てて忘れ、つぎにとりかかるのが順当であるように考えてきたが、残念ながら、一コマズレている。忘却から記憶、忘却から記憶というようにすれば、われわれの頭はずいぶん能力が高まるだろう。

知的メタボによっておこる《専門バカ》問題

あらゆるものが情報化され、日々さまざまなことが意図せずともアタマに入ってくるような時代になりましたが、それと同時に弊害も起こっています。

それは、脳みそがものごと覚えることに偏りがちになることで、思考が止まってしまうことです。

ものを知る、学ぶ、情報をとり入れる。それが頭の中で記憶されて、必要なときの活用を待つ。不要なものは適宜、忘却、排泄されるから、鬱憤、過多症になることはまずない。

ところが、情報化社会になると、入ってくるデータ、知識などは、自然の消化力をオーバーして、増大、保存、滞留するようになる。これが、長期にわたると、余剰な記憶、データが、精神に悪作用をおよぼすようになる。これが、知的メタボリック症候群にほかならない。

知識が多い人ほど考えなくなる!

今までの知識から考えることしかできなくなり、結果として新しいことを考えられなくなります。アタマがおじさんになってしまうということ、とも言えるでしょう。

関連:アタマがかたいおじさんにならないための生存戦略。

とくに、学生や読書家など、知識を入れることが習慣になっている人は注意したほうがいいとのこと。

知識があれば思考で苦労することがない。思考の肩代わりをする知識が多くなればなるほど思考は少なくてすむ道理になる。その結果、ものを多く知っている人は一般に思考力がうまく発達しないという困ったことがおこる。

博学多識の人は、その知識、専門の外へ出るとまるで自己責任の思考、判断、工夫などができなくなってしまうということが実際に珍しくなくなって、《専門バカ》という俗語が出来ている。知識と思考の量は反比例するというのは検討に値する命題である。

「知は力なり」というのはよく言ったものですが、力も持ちすぎるとよくないということですね。

知的メタボにならないために

知的メタボへの対処法としても、筆者は忘却力を高めることをすすめています。

もっとも有効な対症療法は忘却力を高めることである。われわれは生まれながらにして、正常な生活による知識の整理、処理に必要な忘却機能にめぐまれている。だれでも忘れることはできる。よく忘れすぎて、大事なことまで忘れてしまうことさえある。

「継続は力なり」をはきちがえる現代人

継続は力なりという言葉が好きな人は多いです。とくにブログなんて書いている人だったら、みんな言っているんじゃないですかね。

確かに、継続は力なりなのですが、ちょっと考え方をあやまっている場合があると筆者は注意を呼びかけています。

継続は力なり。息継ぎのない継続はときに危険なり。間歇的継続こそ真に力なり、である。

まじめに続けるというのは、時にはよくない結果をまねくことになるというわけです。休み休みやりながら続けることこそが、本当に力になるやり方であると述べています。

忘却による思考の整理がとにかく重要だと、口を酸っぱくしながら述べていますね。ごちゃごちゃしたアタマになりたくなかったら忘れるのです。

良心的、というか、気の小さい人は、ほかのことにかかずらうのは不純といわんばかりに、一心不乱でその問題だけを考えつめるかもしれない。しかし、これは誤っている。そういう熟慮の結果は、しばしば即答とあまり変るところがない。休みなく考え続けていては、雑念を払うことができない。ごたごたした頭はとかく枝葉にとらわれて、根幹が見えなくなっていることが多い。

ノートをとると、覚えるどころか安心して忘れてしまう

ノートがめっちゃキレイな人って、クラスに一人はいるものです。授業の内容が一言一句わかるレベルで徹底的にノートをとる人も見かけます。

しかし、書いて記録する行為は忘れることを促すのです。そういえば、ノートが汚い人のほうが逆に成績はよかったような気がします。

そもそも、文字というものは、ひとつには忘れてはいけないことを書き留めるために発達した表記である。したがって、書けば、安心して忘れられる。記録、文章が残っているから、心配はいらない、そう思うから、忘れるのも早い。

逆に、アタマをキレイにするという観点だと、ノートに残すことが重要であると考えられます。

ぼくが書いている「なんでもノート」についても、書くことでアタマがすっきりする効果は実感していますね。

関連:「なんでもかくノート」を始めて3ヶ月ほどたったので効果とか感想とか。

忘れることでアタマのはたらきは良くなる

忘却をとり入れることで、アタマのはたらきはよくなります。それは、アタマの中がすっきりとキレイになるからです。

忘れることは悪であることが通説ですが、忘れることを忘れていては、覚えることができなくなります。忘却と記憶は1セットなのです。

なにかを忘れることの価値を見直したいと思った一冊でした。

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才能がないと悩むなら、本屋大賞『羊と鋼の森』は必読の小説

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羊と鋼の森』を読みました。

この本は、ごくふつうの青年である主人公が一人前のピアノ調律師になるまでのストーリーを描いた小説です。

まるでピアノの音が聞こえてくるような圧倒的なまでの描写もよいのですが、いわゆる平凡な主人公が音楽の世界に立ち向かっていく姿勢が非常に魅力的でしたね。

才能がない…と悩んでいる方は、いちど読んでみることをおすすめします。

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才能をあきらめる口実にしてない?

「才能がない」と言ってしまうのは楽です。それでつらい現実から逃げることができてしまいますから。

ただ、才能という言葉で現状をうやむやにして、その場から逃げる理由にするのはどうなんでしょうか。

経験や、訓練や、努力や、知恵、機転、根気、そして情熱。才能が足りないなら、そういうもので置き換えよう。もしも、いつか、どうしても置き換えられないものがあると気づいたら、そのときにあきらめればいいではないか。怖いけれど。自分の才能のなさを認めるのは、きっととても怖いけれど。

才能という、どうしようもない言葉に対してここまでポジティブに考えることができるのかと思わされました。

とにかくまずは万策を尽くすことが大切だと、この本は教えてくれます。

才能は、好きという気持ち

主人公の青年が自分の才能について悩んでいるときに、先輩からかけられた言葉です。これがまた秀逸。

「才能っていうのはさ、ものすごく好きだっていう気持ちなんじゃないか。どんなことがあっても、そこから離れられない執念とか、闘志とか、そういうものと似てる何か。おれはそう思うことにしてるよ」

同じものに対して長いあいだ執着することができるというのは、確かに才能ですね。イヤにならずに続けられることは大切です。

「好きこそものの上手なれ」ということわざも、好きだからこそ苦労なく長時間することができ、そして上達することができるという意味なのではないでしょうか。

ぼくだったらなんだろう…ブログをはじめとした書きものは長時間やっても苦ではないですね。

才能で悩んでもしょうがない

ぶっちゃけ、才能で悩んでもしょうがないです。ないものはない、あるものはあるんですから。

そこで悩むよりは、自分で変えられる部分に目をむけるほうが重要です。時間の使い方、努力の方向性などなど。

そして、悩むヒマがあったら淡々とやるというのも大切ですね。手を動かして、頭を動かしてナンボです。

これに関しても、本の中にいい言葉があったのでのせておきます。よい読書でした。

才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。

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普通とは違う?投資の世界ではアタリマエな、リスク感覚の話

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最近、『インベスターZ』にハマっています。

創立130年の超進学校・道塾学園に、トップで合格した財前孝史。

入学式翌日に、財前に明かされた学園の秘密。

各学年成績トップ6人のみが参加する「投資部」が存在するのだ。

彼らの使命は3000億を運用し、8%以上の利回りを生み出すこと。

それゆえ日本最高水準の教育設備を誇る道塾学園は学費が無料だった!

学園モノの投資マンガ、とでも言いましょうか。ふつうにマンガとしておもしろいのはもちろん、株とか投資とかがわかりやすく理解できるのでオススメ。

そんな投資において、「リスク」という言葉はふだん使っている意味とはちょっと違っています。今回はそんなお話。

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「リスク=キケン」なの?

それはリスクが高いね、と言われたときに「あっ、やめとこ」となるのがふつうでしょう。

リスクは直訳すると「危険」ですからね。リスクがあることは避けるのがお決まりごとですよね。

しかし、それは投資の世界ではちょっと違います。投資の世界でのリスクが意味するのは、値動きの上下の幅のことなのです。

値動きの上下の幅というのは、リターン(結果)が不確実ということを意味しています。

「ドッカーンと上がって儲かることもあれば、逆にドッカーンと下がって損することもある」という状態がリスクが高い状態なのです。

つまるところ、投資でいうリスクは不確実性のことを意味しています。

上がっているからリスクが低いわけではない

先ほどの話からすると、仮に値段があがっているとしても、それはリスクが低いこととは別です。

ここでのリスクは「動きの幅」を意味しているので、いまはイケイケでもどこかでドカンと下がる可能性があるのであれば、それはリスクが高いといえます。

いま上がっているからというだけで、そこに飛びつくのは得策とはいえません。下がるリスクがあるのか、検証して理解したうえで判断すべきでしょう。

投資の話にとどまらず、心にとめておきたいものですね。

リスクを上手に管理していくことが大切

ここで重要なのは、リスクは避けるものではなく、管理するものということです。

リスクを避けるだけでは、大きなリターンはえられません。しかし、リスクをとりっぱなしでも不安定です。

極端にいくのではなく、避けるべきリスクと取るべきリスクを見きわめることが大切でしょう。

できるだけアブナイ橋をわたりたくないのはだれでも同じです。

ただ、それが見返り(近道できる的なメリット)のある橋であれば、命綱をつけながらわたることも検討するといったぐあいです。

そんな話がマンガで学べてしまうので、ぜひ。

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時間労働から抜け出せ!『イシューからはじめよ』で圧倒的な生産性を手に入れる

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けっこう前に流行った感じはありますが、『イシューからはじめよ』読了しました。

知っている知識もあったので、サクッと2時間くらいで読み終えてしまいましたが、「これは!」というところをまとめておきます。

100倍の生産性をうたった名著です。一読の価値はありますね。

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「しないこと」を決めると生産性UP

ToDoリストをつくるときに、「すること」を決めるのは当たり前ですよね。”ToDo”なんですから。

しかし、本著ではしないことを決めるべきだと主張しています。することよりも、しないことなんです。

それによって、本来取りくむべき問題に注力し、短時間で最大限のアウトプットを出すことができるようになります。

Apple創業者である、故スティーブ・ジョブズもこのような言葉を残しています。

最も重要な決定とは、何をするかではなく、何をしないかを決めることだ。

つい、することを洗い出したくなりますが、それよりもなにをしないかを決めることが大切です。なにごとも選択と集中ですよね。

6割のデキで回転数を上げるべし

自分で言うのもアレなんですが、「ぼくの仕事って丁寧すぎるな…」というのはこれまでにも感じていました。他の人に言われたこともアリますし。

遅くてもいいからクオリティを確保する、というスタンスにいつの間にかなってたんですよね。そんなぼくは、著者にバッサリ切りすてられてしまいました…。

停滞を引き起こす要因として、最初に挙げられるのが「丁寧にやり過ぎる」ことだ。「丁寧にやってなぜ悪いのか」と言われるかもしれないが、生産性の視点から見ると、丁寧さも過ぎると害となる。

中身をガシガシいじるよりは、スピードを重視していったん完成させて最初から検証するほうが、完成度も高くなると著者は述べています。

チームで何かしらをつくるときなんかには、いったんザックリ完成させたのち、他のメンバーからの反応をみて直したほうがよいものになりますね。しかも、そちらのほうが絶対に早い…。

イシューからはじめて、時間労働から抜けだそう

学校の勉強もしくはアルバイトをするくらいの生活だと、どれだけ時間をつかったかということをつい指標にしてしまいます。

テスト前に「きのうは徹夜で勉強したわー」とかいっちゃう人とか、まさにその最たるものです。

テストなんて点を取ればいいんですから、1時間で100点とれる勉強をしたほうがエライはずです。でも、なぜか長時間やった人がほめられるという。

時間をどれだけ使ったかというのは本質的ではないことは、本著でも述べられています。大切なのは、どんな結果を出したかということなのです。

これを期に、ふだんの勉強や仕事を見なおしてみてはいかがでしょうか。

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