昆虫には無限の可能性が…!「バグカナヤ〜虫と日本酒と私〜」を開催しました

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虫、おいしいですよね。

日本酒、おいしいですよね。

というわけで、昆虫食と日本酒のマリアージュを楽しむイベントを開催しました。

その名も「バグカナヤ〜虫と日本酒と私〜」。

関連:ムシできない!「昆虫食×日本酒」のイベントを開催します

虫だけにムシできないイベントになりました!

以下、レポートです。

※ 昆虫を食べるなど、人によっては激しく感じる写真が含まれます。苦手なかたはそっとシェアだけしていただけると…。

そもそも昆虫食ってなに?

「え?昆虫って食べれるの?なにそれどういうこと?」

と思っているかたのために、昆虫食についてざっくりとお伝えしますね。

昆虫食とは、「昆虫を食べること」です。…そのまんまですね。

東南アジアやアフリカなどでは、昆虫はタンパク源として今でも親しまれています。

これはタイに行ったときの写真。

カラッと揚がったカイコが屋台で売られていました。

「とはいえ、昆虫食って一部の外国でしかやってないヤツでしょ?」

とか思っているかたのために言うと、日本でも昆虫を食べる県はあるんです。

  • 長野県:ハチの子
  • 岐阜県:ザザムシ

など、とくに海に接していない県では、魚に代わるタンパク源として古くから愛されてきました。

イナゴの佃煮なんかもメジャーですよね。

ゲテモノのように見られがちな昆虫食ですが、実は昔からあった「文化」なのです。

イベントレポート「バグカナヤ〜虫と日本酒と私〜」

では、イベントのレポートに移っていきましょう。

大まかな流れは、

  1. まずは自分で昆虫を採って、食べてみる
  2. プロが作った昆虫料理と日本酒をマリアージュする

という感じ。

まずは自分で昆虫を採って、食べてみる

採るところから、食べるまでが昆虫食です。

てな感じで、まずは金谷の虫たちをとりにいきます。

「虫あみ持つなんて何年ぶりだろう!?」

と、みなさんテンションが高めです。

草むらで虫を採ったり。

山道で虫を採ったり。

やってみるとわかるのですが、ハンティング的な要素があるんですよね。

「とったどー!」的な。

3時間ほど採って、虫かごがワイワイしてきたところで終了。

ここから実食です。

昆虫食をつくって食べよう

「昆虫ってどうやって食べたらいいの?」

と思うかたも多いかもしれませんが、基本は素揚げ+塩です。

要するに、シンプル・イズ・ベスト。素材の味を楽しみます。

てな感じで、じゃんじゃん揚げていきましょう。

生きているものを調理することって、実はあんまりないんですよね。

肉にしろ、魚にしろ、すでに死んでいるものを調理するのがほとんど。

なので、生きている昆虫を調理するとどこか罪悪感が生まれる人も。

「生きものの命をいただく」という点では変わらないのに、不思議ですね。

そんなことを考えていると、カラッと揚がりました。

みなさん恐る恐るですが、クチに運んでいきます。

このへんから

「…あれっ、おいしい!」

と声があがるように。

そうなんです。昆虫ってふつうにおいしいんですよ。

味はだいたいエビのような感じで、サクッと香ばしいのが特徴です。

虫が食べているものによって風味が違って、例えばセミならナッツみたいな味が、バッタなら若草のような香りがします。

最後には取り合いになるほど、参加者のかたは昆虫にハマってしまったようでした。

よかった〜!

ですが、これはまだまだ前半です。

ここから、さらにおいしい「ガチンコの昆虫食」が登場します。

プロが作った昆虫料理と日本酒をマリアージュする

「昆虫をプロが料理すると、どうなるんだろう…」

これは以前からの大きな疑問でした。

昆虫ってただでさえ未知の食材で、どんなふうに料理をすればいいのかなんて素人にはわからないんですよね。

だからこそ、とりあえずカラッと揚げて塩をかける、というのはあります。

そこでバグカナヤではプロの料理人さんにお願いして、「昆虫食と日本酒のマリアージュ」を実現することに。

先述のとおり、昆虫ってエビの風味に似ているので、

「日本酒とか合うんじゃないかなぁ」

とはなんとなく思っていたんですよねぇ。

てな感じで、料理人さんにお願いした次第であります。

メニューは

  1. 真アジとバッタのなめろう
  2. 牛モモのたたき~シルクワームと燻製ナッツのソース~
  3. しらすとカリカリ梅のおにぎり

の3品。

そこに合わせる日本酒は

  1. いづみ橋 夏ヤゴ ピンク[燗冷まし・冷]
  2. 仙禽(せんきん) かぶとむし[冷]
  3. 三井の寿(みいのことぶき) チカーラ 夏純にごり[冷]

の3種です。

すべての日本酒においてラベルが昆虫というこだわりよう。

それでは料理の登場です。ドドン!

昆虫の料理…?という感じですが、全てに昆虫が入っています。

今回は、TAKEO(タケオ)というメーカーさんの

  1. フタボシコオロギ
  2. ヨーロッパイエコオロギ
  3. シルクワーム(カイコ)
  4. バッタ

という4種の昆虫パウダーを使いました。

  • 味の複雑さ
  • 栄養価

がアップするので、ふだんの料理にも気軽に試せますよ。

ユーグレナ(ミドリムシ)的な感じですね。

こちらはすでにコンビニでも発売されるほどメジャーなんですよね。

話を戻して、昆虫料理を食べてましょう〜!

1. 真アジとバッタのなめろう×夏ヤゴ ピンク

まずはなめろうから。

金谷はアジが有名でして、それをバッタとともになめろうにしました。

合わせる日本酒は、いづみ橋という酒蔵の「夏ヤゴ ピンク」。

  • 冷(冷蔵庫で冷やしたもの)
  • 燗冷まし(一度あたためて、常温に戻したもの)

という2つの温度帯で楽しみます。

燗冷ましって何の意味があんの?常温じゃないの?と思ったのですが、料理人さんいわく「お酒の角がとれる」とのこと。

たしかに、酸味やアルコール感がまろやかになっていました。

で、酸味がとれたぶん、すだちを絞って違った酸味を追加するという。

この時点でみなさん悶絶です。

黙々と食べるのみ…!

2. 牛モモのたたき~シルクワームと燻製ナッツのソース~×かぶとむし

お次は牛モモのたたき。

シルクワームと燻製ナッツのソースでいただきます。

ちゃんと燻製するところから仕上げた、こだわりの逸品。

  • 白髪ネギ
  • おかひじき
  • 菊の花びら

を巻いて、ソースにつけてパクリ。

ソースは燻製紅茶でのばしてあるので、スモーキー感がなんとも牛肉にピッタリ。

そして、シルクワームのエビ味噌のような風味がフワッと香るんです。

からの、日本酒。かぶとむし。

ウマみの波状攻撃を仙禽かぶとむしの酸味がサーッと洗い流して、お口の中はまるでなにごともなかったかのよう。

そして箸はふたたび牛モモのたたきに…。

3. しらすとカリカリ梅のおにぎり×チカーラ 夏純にごり

シメはおにぎりをどうぞ。

  • しらす
  • カリカリ梅
  • コオロギパウダー

が入ったおにぎりです。

とろろこんぶを乗せていただきます。

そして日本酒。セミのパッケージが眩しい。

このころには「うまぁ…」以外のボキャブラリーを失っていました。

悶えるウマさとはまさにこのことですよ。

虫は可能性たっぷりの「食材」です

てな感じで、金谷でのはじめてのイベント「バグカナヤ〜虫と日本酒と私〜」は無事に終了しました。

参加したかたには、昆虫のおいしさ、可能性を感じていただけたみたいで、なんとか目的を達成。

金谷にはまだまだたくさん昆虫がいるので、第二弾も…とか思ったり、思わなかったり。

気になるかたは、ぜひ昆虫をご賞味あれ。

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黒田 剛司

福井県出身。千葉(金谷)在住。新卒でフリーランスになりました。物書きをしています。サイトも作ります。ブログ、メディア記事、サイト制作、企画、イベント運営などをやります。

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